『子どもが心理的に成長する秘訣』をお伝えします!②
こんにちは。不登校支援センター大阪支部の江口です。
本日は、前回のブログ 『子どもが心理的に成長する秘訣』をお伝えします!① の続きをお話したいと思います。
前回のブログでは、
・人は完全完璧を求めてしまうということ、
・大切なのは、完全を求め続けることだけではなく、
今あるもの、できていることにも目を向けること
完璧ではないところも認める勇気を持つこと ということをお伝えしました。
ある完璧主義なA君の例・・・
自分のことを「完璧主義」だと話す高校生のA君がいました。
中学生までは勉強も部活も自分の思うように進めることができたのですが、
高校生になると勉強もハイレベルになり、部活も厳しくなり、「完璧にできない自分」に直面したと言います。
そんな自分を許せず、認められず、「そんな自分は見たくない!」と学校を休むようになりました。
親御さんも、これまで何でも完璧にこなしてきたA君が学校を休むようになるなんて・・・ととても驚かれていたようでした。
カウンセリングの中で自己理解を深めていくうちに
・理想の自分と現実の自分にどんどんと差が出てきたことに戸惑っている
・これまで失敗した経験がないから、失敗が怖い
・思い通りにいかなかったときに気持ちをどう処理すればいいのかわからない
といった自分の中にある気持ちにA君自身が気付いていきました。
その後も話をしていく中で、
・完璧にできなくて当然、今の自分にも頑張っているところはある!
・できない自分も受け入れて、それからどうするかを考えればいい!
・失敗しても大丈夫!やってみてだめだったら周りの人に相談しながら立て直せばいい!
と、少しずつ自分を受け入れていくことで、失敗を恐れず積極的に行動するような場面が増えていきました。
完璧にできないことを受け入れる勇気
完璧にできないこと、できない自分を受け入れることにはとても勇気が必要で
それは子どもでも大人でも同じかもしれません。
自分に対しても、他人に対しても、完全完璧を求めすぎず、
頑張っていることを労い合い、完璧にできないことも受け入れ合って一緒に成長していきたいですよね。
カウンセリングでも「自分を受け入れること」のお手伝いができればと思いますので、お悩みのことがあればぜひご相談ください。
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