子どもの気持ちを理解できないのは当然?
こんにちは。
仙台支部の上原です。
今日はカウンセリングの事例の中から感じことを共有したいと思います。
子どもの考えていることが分からない
ご相談を受けているとこういった話が出てくるときがあります。
子どもの気持ちが分からない。
考えていることが分からない。
そんなお話です。
気持ちや考えを理解できない自分を責めてしまう親御さんもいます。
反対になぜ親の気持ちを理解してくれないんだ、と子どもに当たってしまう方もいます。
これはなぜ起こってしまうのでしょう。
自分の子どものことも分からないなんて、と感じられるでしょうか?
私としてはそこまで言ってしまうのは酷だな、と思っています。
他者の考えを理解は出来ない
そもそも人間は他者の気持ちや考えを完全に理解することは出来ません。
当たり前の話ですが、自分ではないのですから。
自分のことですら完全に理解しているかと言われれば???となります。
それは家族とはいえ別の人間ともなれば当然です。
分からないからこそ、話合ったり、意見をすり合わせたりして理解しようとしていくんですよね。
私はここがとても大切なことだと思っています。
「私はあなたではないから、あなたの気持ちや考えを全部理解することは出来ない。
けれど少しでも分かって行きたいと思っているんだ」
こういった姿勢で接してくれる人がいることは本人にとって支えになるかもしれません。
「あなたはこうするべき!」と意見を押し付けるのではなく、寄り添い共に悩んでくれる存在です。
言葉というのは何を言ったかよりも誰が言ったかのほうが重要という考え方があります。
その誰が言ったか、の部分はこうした姿勢によって良い関係を作れる可能性があります。
最後に
他者の気持ちを理解できないのは当然のことです。
決してご自身を責める必要はありません。
同時になぜ分かってくれないのか、と憤りをぶつけるのも得策ではありません。
分からなくて当然。
だから理解し合う為に対話をしていこう。
こういった所が意識出来ると少し会話しやすくなっていくのかな、と感じます。
もちろんそれぞれの性格や特性、環境などによっても対応は変わるでしょう。
もし気になるところがあればカウンセリングの中でご相談ください。
一緒に考えてみたいと思います。
それではまた。
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