教職員向け

不登校の保護者との連携の仕方にお困りの先生へ③

皆さん、こんにちは。

不登校支援センター横浜支部 庄子大貴です。

最近、海外の山の爆発で津波が起きたり、大雪が数日間続いたりすることがあったりと自然に被害が様々出ておりましたが、皆様如何お過ごしでしょうか?

何かに備えておくことは日頃から大切です。どうか、命を大切にした行動を取って頂ければと思います。

さて、前回のお話の中心は「先生の対応」についてお話をさせて頂きました。今回はスクールカウンセラーとの連携の仕方や保護者の方がスクールカウンセラーを何故利用しない・出来ないのかについてお話したいと思います。

スクールカウンセラーとの連携の仕方について

 唐突ですが、先生方はスクールカウンセラーの方々とどの様に生徒たちの情報を共有しているでしょうか?学校によっては

・スクールカウンセラーを利用していない

・スクールカウンセラーの立場があいまい

・スクールカウンセラーとの接点がない

など、スクールカウンセラーの役割をあまり把握出来ていない状況が見られます。

 また、スクールカウンセラーの方も先生とどう連携すれば良いのか分からないことがあり、情報を得たのは良いのですが、宙に浮いてしまい、対応が後手になってしまう場合もあります。

 実際にスクールカウンセラーの役割は「生徒の話を聴き出すことや気持ちを落ち着かせること」が仕事の一つです。その生徒の新たな一面が見られるかも知れません。

 その上で、出来れば先生からスクールカウンセラーにご様子をお伺いして頂ければと思います。それが一番大切な連携の一歩になります。

スクールカウンセラーを利用しない・利用できない保護者

 先生方の中には保護者から不登校生徒の相談を受けると「スクールカウンセラーと面談してみてはどうでしょう?」と提案されることがあると思います。すると、スクールカウンセラーを定期的に利用する人も居れば、1度利用して以降利用しなくなる方もいらっしゃると思います。

そうなると、学校の先生としては今後どうすれば良いのか分からなくなってしまい、連携を取らなくなってしまうのでは無いでしょうか?

 実はこの様な流れから、保護者の方々は「学校は何もやってくれない」と感じ取ってしまい、連携を双方で取らなくなってしまうケースに陥りやすくあります。

その上で、スクールカウンセラーを利用しない・利用できない理由についてお話したいと思います。

①両親ともに共働きで平日学校に行くことが出来ない。

一番の理由として上げられるのが、両親が共働きの為、平日に学校へ向かえない理由です。

 本当はスクールカウンセラーを利用したいと思っているのですが、両親が共働きだと物理的に厳しいと言えます。何回かは有給を使って訪問することが出来ると思いますが、継続的にお話を伺うことは難しいと言えます。

 また、平日が仕事であるということは普段から連携が取りづらいことにもなる為、先生としても一番対応が難しいと思います。

対応は学校によって善し悪しがあると思いますが、保護者とどう連携が取れるかの策が必要かと思います。

 

②スクールカウンセラーとの相性が合わない

 二番目に多いのが「スクールカウンセラーとの相性が合わない」ことです。良く、私自身が保護者のお話を聴くと「スクールカウンセラーは話をしっかり聴いてくれます。聴いてくれるだけなんです」とお話されることがあります。

 カウンセリングの目的の一つは「話を聴く」ことです。ただ、話を不登校の保護者の方が求めて居るのは「話を聴くだけ」では無く、「話を聴いてくれた上で、どうすれば良いのか?」を提示して欲しいと思っています。これは学校側全体に対してです。

結果的に話を聴いてもらい一時的にスッキリされるのですが、家に帰りホッと一息吐かれると「結局何をすればいいのだろう?」と思い、次第に足が向かなくなることになります。

不登校対応の正しい知識を身に付けることが必要です!

 保護者としては不登校の生徒に対してどの様にアプローチすれば良いのか分からない中、先生方にご相談をされます。しかし、現在の日本の正しい不登校対応は確立されておりません。

 私達、不登校支援センターとしては経験と実績を皆様の為に活かしたいと思いますし、活かせると確信しております。

 不登校対応に必要なことは

家族に対してのカウンセリングとコンサルティング

になります。ただ、お話を聴くだけでは無く、これからのその子にとっての進む方向性を一緒に考えて行くことが不登校支援においてはとても必要です。その為にも正しい不登校対応の知識を身に付けて行くことが何よりも必要となります。

不登校支援センターでは、先生方へ有益になるような不登校対応のセミナーを行っております。

もし、ご興味がありましたら、一度お問い合せ下さい。

皆様からのご連絡を心よりお待ちしております。

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