不登校から立ち直るために持ちたい大切な視点
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
本日は「不登校から立ち直るために持ちたい大切な視点」についてお話します。
突然学校に登校できなくなったり、学校を休んでいる状態が長く続くと、多くの子どもたちは、
「もう、自分は何をやってもどうせできない」「人生終わりだ…」と絶望的な心理状態に陥ります。
それは学校に行っていないという現状をマイナスなものとして捉えていることが考えられます。
一般的に「不登校」はマイナスのイメージがありますが、
不登校から立ち直る際に大切なことは、不登校をプラスの視点で捉えてみるということです。
落ち込むからこそ回復できる
不登校に限らず、私たちは強いストレスを受けたり、悲しい出来事や挫折を経験すると、ひどく落ち込みます。
もう二度と立ち直れないとすら感じることもあるかもしれません。
しかし、時がたつにつれて少しずつではありますが、その傷が癒え、立ち直ることが出来るでしょう。
この立ち直る力を「レジリエンス」と言います。
レジリエンスは私たちが必ず持っている心の回復力で、レジリエンスを鍛えることでストレスに強い精神力を持つことが出来ます。
人は、落ち込むからこそ回復できます。そして回復した後の自分は、これまでの自分よりも一回り大きく成長しています。
つまり、落ち込んで回復するという経験を通して、レジリエンスを鍛えることができるのです。
立ち直るときに必ず成長する
私たちは、落ち込みから立ち直るとき、もとの状態に戻るだけではありません。
その経験を通して、人として以前の自分より成長することが出来ています。
不登校という状態に陥り、周囲と比べて遅れを取っている様に感じ、焦りや不安な気持ちが出てくるかもしれません。
しかし、今、この時期、この瞬間に不登校になったということは、レジリエンスを鍛え、自分自身が成長するチャンスであるとも捉えることが出来ます。
- 不登校になったから、以前の自分よりも、自分の性格を理解できるようになった。
- 不登校になったから、以前よりも家族と関わる機会が増えた。
- 不登校になったから、以前よりも子どものことをより深く理解することができた。
少し考えるだけでも不登校になる前となった後では、こんなにも多くのことが出来るようになっています。
立ち直った後をイメージしてみると、不登校の状態をプラスに捉えることができます。
そして、このように立ち直れる見通しを持つことで、自分は立ち直れるかもしれないという自信につながり、挫折体験が成功体験としてその人の心に残るのです。
本日は不登校から立ち直るために持ちたい大切な視点についてお話しました。
なかなか一人では考えるのがむずかしいという場合はカウンセラーにご相談くださいね。
関連ワード: プラスの視点 , レジリエンス , 不登校 , 不登校支援センター大阪支部 , 成長 , 立ち直る , 自信 , 落ち込む