不登校解決現場レポート

子どもに○○してほしいと思った時に②

こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。

本日は、前回ブログで取り上げた「子どもに○○してほしいと思った時に①」の続きをお話したいと思います。

*前回の内容はこちらの内容を読んでいただければと思います。

子どもに○○という行動が出来るようになってほしい

前回のブログの中では、子どもに出来るようになってほしい行動がある時は「目標とする行動を細かく具体的に設定すること」「子ども自身がどうしていきたいかを考える機会や時間を作ること」をお伝えしました。

今回は目標設定が終わった後に大切な「観察」についてお話します。

行動を観察して記録する

どのように観察していくのかポイントを挙げていきます。

①きっかけ

時間と行動のきっかけを観察して記録します。何時に何をする前、もしくは何をした後で行動をしていたのかを記録します。勉強に焦点を置くのであれば、「勉強するように周囲が声をかけた」「ゲームをした後」「寝る30分前」等です。

②行動

次に記録するのは行動の内容です。きっかけに対してどのような行動を行ったのか。例えば「ワークを○○分した」「何もしない」「反発した」等が挙げられます。

③周囲の対応

子どもが行動を起こした後の周囲の対応です。「特に何もしなかった」「ほめた」「ちゃんと勉強しなさいと叱った」等です。

④その後の様子

最後は周囲が対応を行った後の様子の観察です。「渋々勉強を始めた」「怒って反発してきたので喧嘩になった」「無視して何もしない」「○○分後に勉強をはじめた」等です。

以上4つのポイントを観察して記録します。それによって、あるきっかけだとどのような行動に繋がりやすいのか、周囲の対応が本人にどのような影響を与えているのかを振り返ることができます。それによって、上手くいっているものに対してはそのまま継続して、目標とする行動に繋がっていないと感じるきっかけや周囲の対応については変化させていくことを検討してみてもよいかもしれません。

まとめ

今回は「子どもに○○してほしい」と思った時にまず何から始めればいいかをご紹介しました。具体的に目標を設定して観察と記録を行うポイントをお話しましたが、何より大切なのは子ども自身が「何が必要なのか」「どうしていきたいのか」を考える時間や機会です。

そのような時間や機会を作ることにお悩みの場合、私たちカウンセラーも一緒に考えていきますのでお気軽にお声掛けください。

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