不登校解決現場レポート

朝、起きない子どもにしてはいけない声掛け

こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。

2022年もどうぞよろしくお願いいたします。

今回は、朝起きてこないお子さんへしてはいけないお声がけについてお話いたしますね。

起きられない子どもに怒りは禁物

学校に行く時間になっても起きてこないお子さんに対して、穏やかに対応をすることの難しさ。

多くの親御さんが経験しているこちらのジレンマ。

わかっていても、ついつい子どもに怒りをぶつけてしまう事があるかと思います。

  • 時間だから起きなさい!
  • 学校に行く時間でしょ!
  • 起きないとスマホ没収するよ!

それで起きてくれば良いのかもしれませんが、起きてこなかったり、子どもからの反撃があったりということで上手くいかない事や、

「お母さんのせいで起きる気を無くした!」

と責任転嫁されてしまったり。

これでは、望んだ結果では無いですし、親御さんとしてもイライラが募ってしまいますよね。

ですので、怒りをぶつけてしまうのは一時的な親御さんのストレスの発散という事だけですので、怒りをぶつけるのは避けましょう。

怒りの感情が出そうなときは、一呼吸を置いてからお声掛けしてくださいね。

起きない理由を聴くこともNG

起きない子どもを目の前にして、理由を聞きたくなる方も多いかと思います。

  • 何で起きられないの?
  • 昨日は何時に寝たの?
  • 今日は何か嫌なことがあるの?

一見、優しい対応にも見えますが、こちらも朝に問いかけることは避けましょう。

起きたくない事情や気持ちがある中で、理由を聞かれると、尋問の様に感じてしまったり、適当な事を答えて、親御さんを混乱させてしまったりするきっかけを与えることとなってしまいます。

大人でも自分自身の都合の悪いことを聴かれると、ものすごく応えにくいことがありますよね。

ですので、もし、お子さんのお気持ちを聴きたいな。という想いが強いのであれば、朝のお時間ではなく、午後など、時間をずらして子どもに気持ちを聴いてみましょう。

その際には、決して答えを出そうとしたり、尋問のようにならぬよう、ご注意くださいね。

起きない状況をまずは受け止める:朝はストレスが最も大きい時間

これまでは、やってはいけない声掛けについてお話をしてきましたが、最後にすべき対応についてお話ししますね。

それは、起きない事を責めずに、起きたくない気持ちを受け止めましょう。

子どもの心理としては、起きるというストレスから身を守りたい!という気持ちが強く働いている可能性が高いので、まずは、安心感を少しでも早く抱けるよう、寄り添ってあげることが重要です。

そこで、起きない理由や、ストレスとなっている事を聴くのではなく、親は子どもの気持ちを理解しようとしているよ。という姿勢を見せてあげてください。

ただ、起きないという行動には様々な背景や要因が隠されています。

  • 勉強へのストレス
  • 人間関係のストレス
  • 家族からのストレス

等のことから身を守りたいという心理がはたらきます。

起立性調節障害ということも考えられますが、全てのお子さんが当てはまる訳ではありませんので、お子さんの様子を見守りつつ、様々な背景や要因を考えて行きましょう。

その上で、発展的な声掛けや対応を考えて行きたい!という際には、ぜひ一度ご相談下さいね。

客観的な視点は、不登校のみならず、子育てにおいても重要になってきます。

まずは、受け止めてから、共にできることを考えて行きましょう!

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