不安はなぜ起こる?不安な気持ちとの上手な向き合い方。②
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
最近益々寒くなりましたね。我が家では、最近こたつを出しました。
こたつは気持ちが良くて依存性が高いので一度入るとなかなか出ることが出来ませんよね…
さて、本日は不安と上手に向き合うためのセルフケア、「マインドフルネス」についてお話させていただきます。
「マインドフルネス」という言葉は皆さん聞いたことはありますでしょうか?
なにやら怪しげな言葉として聞こえる方もいらっしゃるかもしれませんが、今とても注目されているセルフケアの一種です。
見通しが立たない先の不安などではなく、「今、ここ」の自分の状態に意識を向けることで、心を整えることができます。
自宅で簡単に行えるマインドフルネス
マインドフルネスの中でも特に呼吸法は「今ここ」を体験するための練習として取り扱いやすいものです。
1~2分の間静かな場所で目を閉じ、以下のことに意識を向けてみましょう。
- 今起きている出来事に意識を向ける(鼻、口、胸、肺に注意を向けましょう)
- 今起きていることを観察する(どのように呼吸をしていますか?何秒間に何回呼吸している?)
- 興味を持つ(自分の呼吸の仕方について新しい発見はありましたか?)
- 五感を働かせる(吸う時と吐くときの音は?肺に空気が入っていく感覚は?)
- それに集中し続ける(息を吸う時を【1】、吐くときを【2】と数え、これを続けて【10】までしてみましょう。)
マインドフルネスはスキマ時間に行うことで習慣化し、定着させることができます。起床後、就寝前、お風呂に使っている間などに行ってみると良いでしょう。
過去の出来事や未来の心配に時間をかけることで私たちは「今、ここ」今この瞬間に起きている出来事に気付かないままでいます。
「今、ここ」に集中することで気分が良くなり、頭の中に次々と浮かんでくるネガティブな考えに影響されず落ち着けるようになります。
そして、自分自身の考えや気持ちを観察することで自分自身を深く理解することができ、そして、自分自身を思いやることができるようになります。
スキマ時間などを利用してマインドフルネスを実践してみてはいかがでしょうか?
参考文献
ポールスタラード 松松未来・下山晴彦(訳)「子どものための認知行動療法ワークブック」金剛出版、2020年