不登校解決現場レポート

苦しい時に気を付けたいポイント

こんにちは
不登校支援センター仙台支部の上原です。
ご相談を受ける中でよく出てくるお話を共有したいと思います。

視野が狭くなる?

不登校に限らず、生きていれば辛いこと苦しいことはあると思います。

それは出来事の大小に関係なく、受け手の認識でも大きく変わります。

カウンセリングをしていますと、この苦しいことによって考えや見えているものに偏りが生まれやすくなるようです。

例えばこんなケースがあります。

休み明けに学校に行こうと思っていた。

しかし当日になったら行けなかった。

こんなことも出来ないようでは自分にはこの先も何も出来ない。

自分の人生は終わった。

もう死にたい。

ちょっと思考が極端だな、
と感じられるのではないでしょうか。

でもこういう気持ちや考えるになる人って意外と多いんです。

冷静に落ち着いて考えればそんなことはないだろうと思えることでも出来なくなってしまうんですね。

上記のことだって色々な対応が考えられるでしょう。

  • 学校に通う以外の道を探す
  • 学校の通い方を工夫してみる
  • 今は出来なくても出来るように訓練してみよう
  • ひとまず休んで落ち着いてみよう
  • 死ぬくらいならば嫌なことは後回しにして好きなことにチャレンジしてみよう

様々なことが思い浮かぶと思います。

でも追い詰められている時ってそれが出来ないんですね。

人から前向きな言葉をかけられたとしても受け入れらない状態になったりもします。

本人にとっても周囲にとっても苦しい状態ですね。

認知の歪みかもしれません

これは「過剰な一般化」という認知の歪みの1つとも言えるかもしれません。

一つの出来事で他の全てのことまで同じようになると思い込んでしまう。

気持ちが沈んた時やショックを受けた時、陥ってしまうことがあるんですね。

こういった歪みは自分で自分を苦しめてしまう要因になります。

しかし気づいたとして直ぐに
「なるほどわかったじゃあやめよう!」
と出来るほど人間の心は単純でもありません。

だから
まずは「知る」ということをしてもらえたらな、と思います。

自分が追い詰められ苦しい時、その苦しさはどこから来ているんだろう。

それを知ったからといって、直ぐに改善しようとか思わなくていいです。

まずは
「あぁ、多分こういう所から来てるんだろうなぁ」
と認知してみてください。

湧き出ている感情を否定は出来ません。

今感じていることは自分にとって本当のことなのですから。

少しずつそこと向き合っていけば、割り切ったり制御出来るようになれます。

これは不登校の子や今まさに苦しんでいる人だけの話ではありません。

恐らく大体の人がちょっとくらいの歪みは抱えています。
それと上手く付き合っていけるようになれればいいんですね。

最後に

自分の持っている思考の偏りや歪みをまず自覚する所から始めましょう。

別にそれがダメだいうわけではないんです。

知ることによって「じゃあどうしよう」
と見つけるきっかけになれるんですね。

知らないでいると
「なんでこんなに苦しんだろう」
がずっと続いてしまいます。
それでは気持ちよく生活していきずらいですよね。

自分がどんな歪みを持っているのか気になる方はご相談ください。
一緒に見つけて考えていきたいと思います。

それではまた。

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