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不登校の子どもをもつ親がカウンセリングを受ける意味とは?

こんにちは。不登校支援センター大阪支部の江口です。

早速ですが、みなさんは
「不登校のこどもをもつ親がカウンセリングを受けるのは、不登校が親のせいだから」
というイメージをもたれたことはありませんか?

子どもが不登校なのは親のせい?

日々のカウンセリングの中で、親御さんからはこういったお気持ちをお聴きします。

「子どもが不登校になったのは、親のせいなんですかね・・・」
「どこで育て方を間違えたんだろうって思ってしまうんです・・・」

これまでお子さんに愛情をかけて育ててこられた中でそのようにお感じになるのは、親御さんも心苦しいことと思います。

お子さんが不登校になったことでご自身を責められる親御さんは非常に多く、

カウンセリングではそのお気持ちに寄り添いながら、これからのお子さんへのサポートの仕方などを一緒に考えています。

不登校の専門家として、親御さんからお子さんへの接し方や対応方法についてアドバイスすることはありますが、

ここで一つお伝えしたいことは、

親御さんとのカウンセリングにおいて、必ずしも親御さんの子育ての仕方を否定し、矯正するためにカウンセリングを行っているわけではないということです。

 子どもはいろいろな影響を受けて育ってきている

同じような家庭環境にいる子どもはみんな、不登校になっているのでしょうか?
子どもは、親御さん以外の影響を一切受けていないのでしょうか?

もちろん、親御さんの価値観や考え方、生育歴、家庭環境も人格形成には大きく関わってきます。

しかし、家の外の社会で人と関わり、テレビやスマホや本で色々な情報を見聞きし、自然に触れ・・・
子どもはさまざまな影響を受けながら育っていきます。

そしてその中で、その子どもの価値観、考え方、特性などが確立していくのです。

したがって、子どもが不登校になったからといって、すべてが親御さんのせいであるわけではありません。

親御さんがカウンセリングを受ける意味

「親のせいじゃないとしたら、親がカウンセリングを受ける意味もないのでは?」と思われる方もいるかもしれませんが、例えばこんな意味合いが考えられます。

①子どもの性格や特性を知る

子どもと関わる際には、そういったさまざまな影響を受けて形成されてきた子どもの価値観や考え方、特性を知ることが大切になります。

・この子はどのように物事を捉える傾向があるのか?
・どのような価値観を大事にしているのか?

などをカウンセラーとともに理解し、把握していくことで、適切なアプローチ方法を考えていくことができます。

②親御さん自身の気持ちの整理

カウンセリングでは子どもの価値観や考え方を知ることと同時に、親御さん自身がこれまで大切にされてきた価値観や考え方について振り返る機会にもなります。

お子さんが不登校でずっとおうちにいるとなると、必然的に家でお子さんに接する時間も長くなり、親御さんのご心労も大きくなることがあります。

これまでお子さんを育てられてきた中でのお気持ち、現在抱えられている不安や心配、これからの希望などを見つめ直しながら、親御さんの気持ちも少しでも楽にすることも大切です。

③不登校支援センターでの事例や不登校に関する情報を知る

「不登校の子をもつ親御さんが周りにおらず、不登校に関する情報が入ってこない」
「うちの子はこれからどうなっていくのかイメージがわかない」と先行きの不安を感じておられる親御さんも多くいらっしゃるかと思います。

当センターがこれまで経験してきた不登校事例やご家庭にとって必要な情報を知ることができる、ということもカウンセリングの大きな意味になるかと思います。

子どもが不登校になったことで自分自身を責めてしまう・・・
これからどうサポートしていったらいいかわからない・・・

そのようなお気持ちを抱える親御さんがいらっしゃいましたら、ぜひ一度当センターへご相談くださいね。

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