不登校支援にも役立つ、よくあるすれ違いへの理解
こんにちは。不登校支援センター名古屋支部の伊藤みゆきです。
今回は、よくあるすれ違いについてお話しますね。
身近な人との関係においても知っておいて損はないのではないかなと思います。
実はよくある、ちょっとしたすれ違い
例えばこんな会話
A-1:お腹空いたね
B-1:いいね!何か食べよう
A-2:そうしよう!何が食べたい?
B-2:なんでもいいよ
A-3:じゃあハンバーグは?
B-3:え~!ハンバーグは気分じゃないなぁ
A-4:(なんでもいいって言ってたのに・・・)
あ~わかるわかる!なんていう人もいらっしゃるのではないでしょうか。
Aさんが4のように思うのは理由があります。
Bさんが3のように答えるのにも理由があります。
そして、このやり取りに似たことが、ご家庭でもよくあるんです。
子ども自身が「なにかをしよう」という状態のときに親御さんが「こうしたら?」とアドバイスしたら「それは嫌だ」なんて言われてしまったこと、ないですか?
すれ違いに悪者はいない
親御さんとしては、
- 子どもが何かをしようとしている(B-1)からサポートしたい
- そのための方法を伝えている(A-3)
という状況なのですが、
子どもの意識は
- 目の前の質問(A-3)にただ答えている
という状況なのです。
先ほどのハンバーグのやり取りでいうと、Aさんは「何を食べるか(A-2)」が主題で、Bさんは「ハンバークを食べたいか(A-3)」が主題になっているのです。
このように、コミュニケーションは目的のずれが生じやすいのです。
すれ違いは、意図せず起こりがちで、だれも悪くないことも多いんです。
ほんの少しだけ、このずれを理解するだけでも、やりとりがしやすくなりそうですよね。
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