こだわりは無くすもの?~「こだわり」の強さから「意志」の強さへ~
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
本日は、子どもの持つ「こだわり」についてお話させていただきますね。
「こだわりが強い」
さっそくですが、みなさんはこの言葉にどのようなイメージを抱かれるでしょうか。
こだわりは、幼少期から子育て相談で話題にでるワードの1つです。
小さい子ほど自分の気持ちにとても素直で、
「ほしいものはほしい!」
「やりたいものはやりたい!」 を全力でアピールしてきます。
余談ですが、先日1才半くらいの子が、天井を指さしながら「とっち(取って)!!!」と大泣きしているのを目にしました。どうやら緑の光る「非常口」がとても魅力的だったようです。
一回ほしくなっちゃうと気持ちをおさめるのは大変ですよね・・・
こうしたことは多くの子が通る道ではありますが、年齢があがってくると、このアピールが「こだわりの強さ」と言われてしまったり、周りから「あきらめること」や「我慢すること」を求められるようになっていきます。
そこで一度、反対の想像をしてみたいと思います。
あきらめや我慢を覚えた小学生くらいの子が、
「どうせ手に入らないからいいや」
「思い通りになんかいかないものだし」
「できなくても仕方ないよね」
こうした言葉をたくさん使い始めたらどうでしょうか・・・?
物わかりのいい子と感じることもありそうですが、今度は、
あきらめが早い
活力に欠ける
もっと素直になったらいいのに
などと心配に思うこともあるかもしれません・・・。
「こだわり」の強さから「意志」の強さへ
こうして考えると、こだわりの強さは「こうしたい!」という自分の意志を貫こうという気持ちのあらわれでもあり、必ずしも悪いものではなさそうです。
却って、気持ちのコントロールが上手になってくると、「こだわりの強さ」は「意志の強さ」や「自主性」に進化する可能性を秘めています。
そこで、「こだわり」はなくすものではなく、視野を広げたり、気持ちのコントロールの仕方を身につけながらしなやかに育てていくもの、イメージを持っていてもいいのかもしれません。
サポートの仕方についてお困りの時には、お近くのカウンセラーにご相談くださいね。
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