「子どもが勉強しない!」そんなときに考えていただきたい視点とは
こんにちは。不登校支援センター大阪支部の江口鈴奈です。
9月は夏の疲れを感じる季節でもありますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
さて、8月を振り返ってみると、親御さんの日々のお悩みの中に
「子どもがまったく夏休みの宿題をしなくて・・・」
「2学期にテストもあるのに、勉強している様子がないんです・・・」
と、親御さんの方が焦って困っているというお話をお聞きすることがありました。
今回は、「子どもが勉強しない!」そんなときに考えていただきたい視点について取り上げたいと思います。
親御さんが「勉強をしなさい」と言う目的とは?
親御さんが「子どもに勉強をしてほしい」と思う気持ちにはどのようなものがあるのでしょうか。
●教養のため
●いい成績、内申点をとるため
●嫌なことに対する耐性をつけるため
●将来いい会社に就職するため ・・・
などなど、お子さんを思うが故のさまざまなお気持ちから、勉強というものを大切に考えられている親御さんは多いかと思います。
親御さんがお子さんに「勉強をしてほしい」と思うとき、きっと親御さんなりの「勉強をする目的」をお持ちなのではないでしょうか。
では、お子さんが勉強をしないのは、どういう気持ちからでしょうか。
子どもたちは「何のために」勉強をしないのでしょうか?
子どもが勉強をしない目的とは?
子どもによってその目的は様々ですが、一例を挙げると
●勉強以外のことをする時間を確保するため
●できない自分と出会わないようにするため、できない自分を知られないため
●人と比べられないため・・・などがあります。
子どもの中には
「勉強しなきゃいけないのはわかっているけど、学校のこととかで悩み事があって・・・
それをじっくり考えていると、勉強に使える頭のキャパシティーがなくなってしまうんです。」
という気持ちを話してくれた子もいました。
行動の目的を考えるという視点
親御さんには親御さんなりの「勉強してほしい」「勉強しなさい」と思う気持ちをもたれているように、
子どもには子どもなりの「勉強をしたくない」「勉強ができない」と思う気持ちをもっている場合があります。
「勉強しない」という行動に目を向けるだけでなく、
「この子がとっているこの行動って何のためなのかな?」という視点もプラスして考えてみると、子どもの気持ちを理解する何かヒントが見えるかもしれません。
その子どもの気持ちや背景、事情などを理解した上で、その子どもに合った勉強との向き合い方を一緒に考えていきたいですね。
もちろん勉強以外のテーマについても、様々な視点から子どもの気持ちやその背景などを考えることが大切です。
ご家族だけではなかなか考えることが難しい・・・
そんなときはぜひカウンセラーにご相談くださいね。一緒に考えていきましょう。
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