親子で考えたい「昔は」「今は」~お互いの理解を大切に~
こんにちは。不登校支援センター名古屋支部の伊藤みゆきです。
毎年思うことですが、本当に名古屋の夏は暑い!です。
湿気の高さもあるのかもしれませんが、身体の怠さが堪えるようになってきました。
こんな時に思うのですが、昔よりも夏の暑さが際立っている気がするのです・・・
昔はもっとマシな気温だった・・・
今回は、この 昔はこうだった 今はこうだ についてお話します。
親子を惑わす「昔はこうだった」「今はこうだ」からくるすれ違い
カウンセリングでも時々出る話題なのですが、親御さんの気持ちとしては、
- (昔は)外で遊ぶのが当然だった
- 私(親御さん)はこうしてきた
- (私が)子どものころ(私の)親はもっと厳しかった
かたや、子どもたちの言い分はこんな感じです。
- 昔はスマホやゲームなんてなかったでしょ
- (親が)してきたことが私(子ども)もできるとは限らない
- 今(の親)だって十分厳しいよ
そうなんですよね。私自身もそうなのですが、人ってどうしても自分の経験をもとに物事を考えるわけです。基準が自分にあるというような感じですね。
こうしてみると、どちらの気持ちもわかるような気がします。
こういったすれ違いはよくあることなんですよね。
ただ、ここにこだわりすぎてしまうと、いつの間にか 正しいのはどちらなのか という争いが起きてしまいます。
今も昔も変わらない大切なこと
昔は・・・という親御さんたちも、今は・・・という子どもたちも、相手が間違っていると言いたいわけではないのだと思います。
私たちの行動には必ず 事情や背景 があると言われています。
目の前の人の気持ちになって、その人なりの事情や背景を思い浮かべてみると、なるほど!と納得できることも見つかるのではないかなと思います。
こういった事情や背景に目を向けずに 正しいか否か になってしまうのはとってももったいないですよね。
いま目の前にいる人は、どんな経験をしてきて、どんな考え方をして、何が好きで何が苦手で・・・そんな気持ちで「昔は」「今は」の話ができるといいなと思います。
夏の終わりに、「昔は」「今は」を楽しく振り返るのもおススメですよ!
関連ワード: カウンセリング , コミュニケーション , すれ違い , 不登校 , 不登校支援センター , 不登校支援センター名古屋支部 , 価値観 , 受容 , 親子