成功体験に繋がる!適切な目標設定の方法とは?
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
夏本番の暑さが続いておりますね。先日、日傘をささずに昼間外出したところ熱中症になってしまいました。
皆さま、熱中症にはくれぐれも気をつけてお過ごしくださいね。
さて、本日は「成功体験に繋がる!適切な目標設定の方法とは?」についてお話していこうと思います。
子どもが学校を休むようになるきっかけ
カウンセリング中では、子どもが学校を休むきっかけとして
・今までは出来ていたことが突然出来なくなった
・周りに比べてやるべきことが出来ない
・思い描いていた自分と違う
と言ったような「挫折経験」や「理想とのギャップ」に苦しみ、自信を無くした子どもたちの気持ちが多く語られます。
このように不登校になるきっかけは、何らかの経験・体験を通して子どもが自信を無くしているケースがとても多いです。
そのため、この自信を取り戻すために成功体験を積み重ねていくことが重要になります。
成功体験を得るために、まずは現状を把握し、今現在の自分でもクリアできるような小さな目標を設定します。
この目標設定がクリアできそうにもない大きな目標を掲げてしまうと成功体験には繋がらないため注意が必要です。
ではどのように適切な目標を設定したらいいのでしょうか?
成功体験に繋がる目標設定のポイント
- 大きなものでなく、小さなもの
⇒例:いつもより1時間早く起きる【×】 例:いつもより5分早く起きる【〇】 - 抽象的なものでなく、具体的な行動で表現できるもの
⇒例:学校に行けるようになる【×】 例:制服を着て保健室に登校できるようになる【〇】 - 否定形(~をやめる、~がなくなる)ではなく、肯定形(~をする、~を始める)で表現できるもの
⇒例:スマホを夜遅くまで触るのをやめる【×】 例:12時になったら布団に入る【〇】
具体的なアクションを起こすために機能する目標作りとしてこのようなポイントが挙げられます。
大きすぎる目標は失敗しやすく、抽象的な目標は実際には達成しにくくなります。
そして、否定形ではなく肯定的な表現で目標設定をすると、何かをしないようにする代わりに、何をすればいいかが分かるようになります。
小さな目標をいくつもクリアしていくと、子どもは再び自信を取り戻すようになり、自己肯定感や自己効力感を得ることに繋がっていきます。
専門家と一緒に目標設定を考えて行きたい!という方は気軽にご相談くださいね。
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