【心と睡眠の関係】子どもに感情的になるのは、睡眠の質のせい?
こんにちは。不登校支援センター大阪支部の佐久真です。
今日は、普段のカウンセリングでよくお話に出る「感情的になってしまう」というご相談についてその要因となる一つを考えたいと思います。
色々と要因になることはありますが、今日のテーマは【睡眠】です。
睡眠をとる目的とは?
そもそも私たち人間はなぜ眠るのでしょうか?
あまり【眠る目的】なんて考えたことがない、という方の方が多いのではないでしょうか?
代表的な眠る目的というと・・・
①身体の疲れを休める
②脳の疲れを休める
③自立神経を整える
上記のようなことが挙げられます。
特に、①、②はよく聞く眠る目的ではないでしょうか。
今日は、③の【自律神経を整える】という眠る目的に着目してみたいと思います。
子どもの昼夜逆転に引っ張られていませんか?
不登校になると夜遅くまで起きていたり、朝起きれなくなってきて、だんだんと昼夜逆転で生活する子が多くいます。
子どもが遅くまで起きていていると、親御さんは ””夜ぐっすり眠れますか?””
新生児~授乳期の子育てを思い出されるとイメージしやすいと思うのですが、夜にぐっすり眠れる時など、ほとんどなかったのではないでしょうか?
親御さんは体も心も疲弊して、少しでも眠りたいのにもかかわらず・・・
・子どもが起きていて眠れない
・子どもは寝ているが、いつ起きるか気になって熟睡できない
他にもたくさんあると思いますが、今日は上記の2つの体験が、現在の状態と通ずるところがあるのでは?という視点でお考えいただきたいと思います。
子どもの不登校を不安に案ずるがあまり、眠りの質が低下する
新生児のころと同じように、お子さんのことが気になってよく眠れていないというご相談も非常に多いです。
・子どもが明日朝起きて、学校に行くのかどうか、気が気でない。
・朝起きてもらう為に、少しでも早く寝てもらいたいと思っている。
・早く寝る為に、少しでも体を動かしたり、太陽を浴びたりして欲しいので、
ついあれこれ声をかけてしまっている。
・朝~昼遅く起きてきた時から、いかに夜早く寝かせられるか、とばかり四六時中
考えている。
これらの理由で、親御さんの脳は常に活発に働き、交感神経優位の状態が続きます。
寝る前も、睡眠中も子どものことが常に気になって、思考が働き続け、全く脳が休まることが出来ていません。
睡眠をとる目的は、自律神経を整えることが重要な一つです。
自律神経が乱れてしまう心身に様々な不調が現れます。
どのような不調が現れるのでしょうか?
不安や緊張感が高まり、吐き気や多汗、全身のだるさ、頭痛、肩こり、手足のしびれ、動悸、不整脈、めまい、不眠など、
これら、さまざまな症状が現れます。
自律神経が乱れて出てくる症状は、普段から子どもの不登校で不安や緊張を抱えておられる親御さんにとって、さらなる症状の悪化が大いに考えられます。
その為、不登校でお悩みの親御さんにとって、子どもを寝かせることよりも、まずご自身が良質な睡眠を確保することが非常に大切になってきます。
良質な睡眠を取り、自律神経を整える目的とは?
良質な睡眠を取ることは、感情を抑えて冷静に子どもと話す状態を作ることに繋がります。
不登校の状態が悪化・長期化しているケースの中に、親子関係がかなり悪化していて全く話し合うことが出来ていない、というご家庭が少なくありません。
急にそのような状態になったのではなく、やはり幾度となく互いに話し合い、意思・意見をぶつけ合い、時に感情的になって相手を否定してしまったりすることが、上記の状態につながることもあります。
ですので、私は親御さんはまずご自身の状態を整えることを意識して頂くことを、
カウンセリングでお話ししています。
自律神経を整える方法というのは、インターネットで調べるとたくさん出てきますので、今回はその方法をお伝えしたいというよりも、私がお伝えしたいのは・・・
お子さんのことより、まずご自身の心身の状態を整える為に、カウンセラーと一緒に考えてみませんか?ということです。
まずそのようなことから話し合い、それから不登校についてどのように対応しているのかを、すでに話し合いを進めているご家庭もおられます。
その為にカウンセリングに親御さんだけで通われている方も多くおられます
是非一度初回無料面談にお越し頂き、お子さんのこともご自身のこともお話しして頂ければと思います。
関連ワード: カウンセリング , コミュニケーション , 不登校 , 不登校 カウンセリング , 不登校支援センター , 不登校支援センター大阪支部 , 子どもとの関わり方 , 子どもの状態 , 子どもへの適切な接し方 , 子どもを知る , 対応方法 , 復学 , 新学期 , 相談 , 睡眠 , 自律神経 , 親子 , 親子関係 , 適切なアプローチ , 適切な働きかけ , 関わり方