お悩み解決「一問一答」不登校解決現場レポート

通信制高校を決めるときに押さえておきたい大切なポイントとは?

こんにちは。

不登校支援センター名古屋支部の桒原航大(くわばらこうだい)です。

そろそろ夏休みも近づいてくる時期となりましたね。

お子さんの状況によって、夏休みの過ごし方も大きく変わってきますが今年はどんな時間となりそうでしょうか。

学年によっても様々になりますが、高校生の子を持つご家庭にとっては、通信制高校など今後の進路について考える時間になる方もいるかもしれません。

そこで本日は、通信制高校を考えるにあたって、まず押さえておきたい、シンプルで大切なことをお話したいと思います。

通信制高校の大切な決め方

通信制高校を選択するにあたって、気を付けないといけないこと、

それは「通信制高校に行くこと」を子どもが自分自身で決める、ということになります。

「え?たったそれだけ?」
と思うかもしれません。しかし、とてもシンプルなことですが、意外と難しかったりするんですね。

例えば、

  • 通学することも考えると選択肢自体が限られていたり
  • 学校や親から転入を勧められていたり
  • 通信制高校の担当者から、早く入った方がいいと言われていたり

など、こうした状況はどの子にも起こりえます。
また、お子さんが自分自身で考えている様子がなかなか見えない状況だと、親御さんが動かざるを得ない状況というのもあるかもしれません。

しかし、こうした通信制高校を決めるときに注意しなければならないのは子ども自身の意識です。

「自分で決めた」という意識を子どもがどれだけ実感しているかは、これからの進路を自分事として取り組んでいくことに影響していきます。

というのも、通信制高校というと「なんか楽そう」というイメージを持っている人もいるのですが、通信制高校は単位取得のプロセスが全日制と異なり、出席の代わりにレポートの提出をしなければなりません。

たしかに、このレポートは一般的に非常に難易度が高いものということではないのですが、自分がやらなければ当然終わることはないものとなります。
何年も前になりますが、レポートを100枚以上ため込んだ子もいました・・・。

レポートを実際に取り組んでみると、自分で進めていくことは難しいことではありませんし、分からないところがあったとしても学校の先生がサポートしてくれます。

しかし、自分で取り組もうとしなければ、そのサポートを得ることは難しくなります。

ですので、新しい進路を自分で主体的に取り組むために、「この道は自分で決めたんだ」という意識が大切になってきます。

進路は多様になっている、だからこそ自己決定を大切に

通信制高校の生徒数は年々増加しており、少子化で子ども全体の数が減っていることを考えると、通信制高校という選択肢は以前よりも身近になってきています。
カリキュラムなど、内容がそれだけ充実してきているのかもしれません。

選択肢が広がっている分、「自分で決めた」という意識は、子どもがその進路を主体的に取り組んでいく後押しをしてくれます。

カウンセリングでもそうしたテーマを扱っていますので、カウンセラーにご相談くださいね。

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