なぜ学校に行くの?~学校でしか身につけられない力とは~
こんにちは。不登校支援センター大阪支部の江口鈴奈です。
今回は、「なぜ学校に行かないといけないの?」というよくある子どもの疑問をテーマに考えたいと思います。
学校に通う目的とは?
「普通、子どもは学校に通うもの・・・」
そういった意識がある親御さんも多くいらっしゃるのではないでしょうか。
学歴を獲得するための卒業、をゴールと考える方もいらっしゃるかもしれません。
もちろんその目的もあると思いますが、
学校に通う一番の目的は、社会へ出ていく練習をすることだと私は考えています。
学校で学ぶ、社会に出ていくための力とは?
①対人スキル (人間関係に対する耐性)
②コーピング能力 (理不尽への耐性)
③目標・期限・時間軸に対する耐性
④無駄だと感じることを続ける耐性
⑤評価されることに対する耐性
①~⑤のような、社会に出たときに必要となる能力や耐性は、
学校というある程度の強制力を持った場所だからこそ身につけられます。
社会に出たときに必要な力を今のうちにどうやって身につけるのか。
その身につける場所としてどこが一番適しているのか。
学校が唯一の場所ということでありませんが、学校の持つ良さも活かしていけたらいいですね。
しかし、学校でそうした力を身につける中では、もちろん様々なストレスを抱えることが予想されます。
社会に出て自分の力を発揮していくために学校生活をどう過ごしていくか、
カウンセラーとも相談しながら一緒に考えていきましょう。
関連ワード: ストレス , 不登校 , 不登校支援センター大阪支部 , 子どもの自立 , 学校 , 学校で身につく力 , 学校に行く意味