お悩み解決「一問一答」不登校解決現場レポート子供の心理学

子ども自身がストレスを「セルフケア」する為に必要なこととは?

こんにちは。不登校支援センター大阪支部の佐久真です。

今日はストレスのセルフケアに必要なことについて考えたいと思います。

セルフケアとは?

『セルフ』=自ら

『ケア』=事前の予防

という意味です。

セルフケアという字面だけのイメージは、ストレスが溜まったら何か癒すようなことを試したり、
発散のようなイメージかもしれません。

でも、今日考えたいのは、直訳したその意味です。

 

ストレスは一般的にストレスがかかった”後”に、何らかの対処行動を取るイメージが強いと思いますが、私は書いて字のごとく【事前の予防】が大切だと考えています。

では、事前予防の為にカウンセリングでどのようなことを話しあっているかというと・・・
そんな難しいお話しをしているわけではありません。
小学生でもわかりやすいように考えた、とある例え話をご紹介します。

 

道を渡るときに、何をするべきと教えられた?

皆さんも、小さい時親御さんに

「道路を渡るときは、右を見て左を見て、車が来てないか確かめるんだよ」

と教えられたと思います。

これはなぜか?

当たり前ですが、突然車がやってきてぶつかったり危ない目に合わないように、車が来ていないか確認する為の行動ですよね。

この行動は、大人になってもしみついて無意識的にやっていることだと思います。

 

しかし・・・

 

ストレスを車に例えると、大体のストレスは急にやってくるイメージです。

あまり「あっ、、ああいうストレスが私にやってくるんだな」と事前に確認して、そのストレスを迎えるというのは少なく、突然やってきてぶつかったり、巻き込まれたりというのが多いと思います。

 

カウンセリング中ですることの一つに、どんなストレスが来るのかを想像しておくことがあります。

特に、新学期の4月・5月はどのようなストレスがやってくるのかは想像しやすいです。

ストレス=変化

ストレスは何らかの状況や環境が変化すること、と捉えることがありますから4月から何が変わるのかということを3月のカウンセリングで前述の男の子とたくさん話し合いました。

新中一になるので、、、

①学校が変わる

②クラスが変わる

③メンバーが変わる(他の小学校と混ざる)

④先生が変わる

⑤通学路が変わる

⑥勉強内容が変わる

⑦周りの子達の性格が変わる(人格形成がすすんでいくにつれ)

 

色んな変化=ストレスがかかることを、入学前にあれこれ話して想像していたからこそ、入学後からGWまでの変化にある程度落ち着いて捉えることが出来たという結果になりました。

皆さんも、是非カウンセラーにご相談頂きこの考え方を一緒に試してみて欲しいと思います。

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