学校に行けなくなった理由を考えるよりも取り組みたい大切なこと
こんにちは。
不登校支援センター名古屋支部の桒原航大(くわばらこうだい)です。
本日もカウンセリングでよく出てくる話題について取り上げていきますね。
不登校の原因って何?
お子さんが学校を休んだ時に、「なぜ、学校に行けないのだろうか」と一度は考えるのではないでしょうか。
問題には原因があり、その原因を解消することが問題の解決につながるという考え方を私たちは当たり前のように持っていますので自然な流れだとも思います。
しかし、不登校など心のテーマについては、必ずしもそうとは言えないんですね。
問題の大きさは時間とともに大きくも小さくもなったり、また抱えている問題は一つではなかったり、あるいは過去のことでもうどうしようもないことだったりと、なかなか原因を特定するのは難しかったりします。
問題の解決ではなく、適応することも一つのゴール
例えば、学校に行っている子はすべての問題を解決していて、何も問題を抱えていないわけではありませんよね。
ひとりひとり、悩みなど問題を抱えているかもしれません。
つまり、問題の解決というのは、必要不可欠なものではないんですね。
生きていれば問題は起こるものですし、私たちはそれをすべて解決できるとは限りません。
そうしたときには、問題と上手に付き合っていくことも必要ですが、そのために大切なのが心の余裕となります。
リソースを探すことの大切さ
この心の余裕を持つために大切なのは、リソースを探すということになります。
あまり使う機会は無いかと思いますが、リソースとは文字通り「資源」のことを意味します。
お子さんの性格や、興味関心があること、長所であったり、
お子さんを取り巻く家族や友人の存在や、習い事などの居場所であったり、
今すでにお子さんが持っていて、活かすことでお子さんが前に進むエネルギーになるものです。
あれもしなきゃ、これもしなきゃと考えると焦りますが、あれもある、これもあると考えると少し安心できますよね。
まずは今すでにあるものを再確認してみましょう。
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