学校に登校しだした時こそ要注意?~気を付けたい親のスタンス~
こんにちは。
不登校支援センター名古屋支部の桑原航大(くわばらこうだい)です。
GWが明けて、学校も中間テストの時期かと思います。
お子さんの状況も様々かと思いますが様子はいかがでしょうか。
本日はお子さんが学校に登校しだしたときに周りが気を付けたいポイントについてお話していきます。
子どもと足並みを揃えるということ
お子さんが学校に久しぶりに登校する際、1日行けば、あとは大丈夫かというとそうは中々思えませんよね。
きっと久しぶりのクラスに緊張もあり、疲れて帰ってくる子も多いかもしれません。
久しぶりに行ってへとへとになって帰ってきた子を見ると、
親御さんも「よく頑張ったね」と自然に思えるかもしれません。
そして、登校する日が増えてくると、その疲れも徐々に減っていき、宿題、部活などいろいろな活動に取り組める余裕も出てくるかもしれません。
しかし、どれくらいの期間、日数、学校に登校したら慣れるのか、余裕が出るのかというと、
正直なところ個人差、環境差も大きく影響してくると感じています。
一つ言えることは、
子どもが慣れたと感じたらストレスも和らいだということですし、
慣れていないと感じていればストレスを感じている状況がまだ続いているということなのですね。
ですので、
こうした状況の際に気を付けたいこととしては、親御さんとお子さんとの足並みが揃わないという状況です。
例えば、
ある子どもは、学校にはここ数日毎日通えているが、まだまだ疲れもあり、毎日へとへとで帰ってきて、家に着くとすぐ寝てしまう状況。
一方で、親御さんは、子どもはここ数日毎日通えているのでもう慣れてきたのだろうと感じ、そろそろ勉強にも取り掛かってもらいたいと感じている。
こうした状況になると、何が起こるでしょうか。
多くの場合、
お子さんは自分がまだ学校に慣れていないことをその子なりに伝えようとします。
それは
「まだ慣れていない」という言葉であったり、
疲労困憊な態度であったり、
学校を休むという行動であったり。
この子は、今どう感じているのだろうかという視点を大切に
学校へ登校することの大変さは、お子さんの状況によっても異なり、慣れるまでの時間も異なります。
自分のことが理解されない状況は私たちにとっても苦しいものですよね。
反対に
「周りは自分のことを分かってくれている」という実感は子どもにとっても心強い支えとなります。
お子さんが学校に登校しだしたときこそ、子どもは今どう感じているのだろうか、という視点にも意識を向けていただけたらと思います。
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