5月6月は要注意!不登校の悪化を見逃さないためにできること
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
気温も上がってきましたが、まだ気は抜けない日々が続いておりますので、ご自愛くださいね。
4月は良いスタート!でも5月になったら、、
毎年、4月になると、これまでお話してきたご家庭から
「何とか登校できています!」
「順調に学校に行っています!」
「楽しそうに登校しています!」
というお声をいただく事が多くなります。
これは素直に喜ばしいことでもあるのですが、不登校専門カウンセラーからすると、
「今は良いが、5月6月をどう乗り切れるか、、」
という思考がとても強く頭の中にあるのです。
相談件数が多いのは4月よりも5月以降
実は、ご相談件数的には、5月になると増加する傾向がこれまでも、当センターのデータには残っています。
これは、以下の要因が考えられます。
- 4月は頑張ったが連休明けに行かなくなった
- 「連休明けは行く」と言っていたが登校できなかった
- 宿題やテストを気にして登校渋りが強くなった
まず、新学期頑張ったけれど、徐々に休みが強くなるお子さんの傾向としては、新年度は期待や未知な部分が多いため、頑張れる子どもが多いのですが、良くも悪くも慣れてくると、様々なことに気づいたり、意識が向くようになるため、ストレスが増加しやすくなります。
また、「連休明けは行く」と言うお子さんの心理としても、
- 将来の自分に期待
- 今、登校しない事への正当化
- 周囲への期待に応える
などの事が考えられ、結果、登校の臨場感にストレスを強く感じ、行けないケースが多く存在します。
これからの悪化を防ぐために
周囲ができることとしては、
- 些細な変化に気づく
- 次々にできることを求めない
- 子どもの気持ちを受け止める
等の事が挙げられます。
一度休んだことがある子どもや、これまでも行き渋りがあった場合には少し注意して様子を見ていただきたいと思います。
また、不登校になってからではなく、なる前に専門家と協力して悪化を防ぐことも重要となります。
親御さんとしても一喜一憂しやすい時期かと思います。
気持ちの波が大きいと、大人でもしんどいですよね。
少しでも安定して日々を過ごすためにも、ご相談いただく事をおすすめします。
まずは1学期を乗り切っていきましょう!
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