子どもがカウンセリングに行きたがらない!親だけで面接を進めることの効果は?
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
今回は「親のみでカウンセリングを進めることの効果」についてお話していこうと思います。
よく親御さんから「カウンセリングに子どもを連れてきたいのに、子どもがカウンセリングに行きたがらないんです…。どうしたらいいでしょうか?」という質問をいただきます。
子どもがカウンセリングに行かないと言った場合、無理やり連れて来ることはしないようにするのが最善の策ではありますが、とは言っても、子どもがカウンセリングに行く気になるまで何もアクションを起こさずただ待っているだけというのは、親御さんにとっては不安ですよね。
そこで、子どもがカウンセリングに来るための土台作りとして、まずは親御さんだけでもカウンセリングを受けるということが重要になります。
実際、親御さんだけでカウンセリングを数回行い、子どもが来るための準備をしたことで、しばらくしてから子どもが来談するようになったという事例もあります。
親だけで面接を進めることの効果とは?
親だけで面接を進めることの効果は、大きく分けて以下の2つが挙げられます。
①親自身が抱える悩みを共有することで、親の心の余裕が増大する。
②子どもの心について親自身の理解が深まり、適切な対応が取れるようになる。
子どもが学校に行かなくなったことで、親御さん自身も大きな不安を抱えていることかと思われます。
親面接によって、親御さん自身のしんどさや不安、大変さを理解してもらい支持されることで心に余裕ができ、子どもの心の状態の理解を深めることができます。
さらに、日常場面で起きたことや、そのときに子どもがどんな様子であったのかをカウンセラーに報告し、どんな思いでいるのかを一緒に考えて理解を深めていくことで、子どもの心の変化の流れを捉えることができるようになります。
このように、子どもの心の理解が深まると、親御さんも自信を持って適切な対応を取ることができます。
子どもは親の変化をよく見ています。親がちょっと変わってきたら、少し自分のことを話してみようかという動きがみられるようになります。
以上が、親のみ面接の効果です。
お子さんは勿論、親御さんの支援も不登校支援では欠かせないものとなっております。
親御さんの抱えている気持ちが少しでも軽くなるように一緒に考えさせて頂きたいと思っておりますので、是非お話をお聞かせ下さい。