完璧な親でいようとしていませんか?【理想の子どもとの関係性】
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
完璧な親でいようとしていませんか?
私もこれまで1000を超えるご家庭のお話を伺ってきました。
- 「親だから頑張っているところしか見せてはいけないと思って。」
- 「親だからこそ、しっかりしないといけないでしょうから。」
- 「子どもの前では弱い一面を見せないようにしているんです。」
このようなお話を耳にすることが時に多く感じます。
【親だから】
という考えで頑張ろうとされるのは大切な事でもあると思います。
ただ、完璧な親であることを意識するあまり、親御さんが辛くなってしまってはいないかと、お話を聴くたびに思うのです。
親御さんの養育環境も影響している?
親御さんにも育ってこられた環境と過程は必ずありますよね。
- 家庭環境
- 家族の関係性
- 親からの価値観
など、人間の価値観形成には様々なことが関連しています。
その上で、ご自身の子どもと接する際に、養育環境から得られた価値観が出てくることがあるでしょう。
分かっていても、つい、子どもには厳しく、ご自身にも厳しい親御さんがいるのだなと思っております。
では、この価値観は変えられないのか。という問いがあるのであれば
答えは間違いなくNOです。
意識すれば価値観は変えられます。
ご自身の価値観に苦しんでしまっている親御さんがいらっしゃれば、ぜひとも自分を責めずに、できることを一緒に考えて行きませんか?
子どもとの理想的な関係性
私がこれまでの臨床経験や知見から考えるに最も理想的な親子関係を言葉で表すのであれば
「お互いが心から感謝し合える関係」
が、最も望ましいと言えます。
- 感謝をするためには、相手に関心を持たなければなりません。
- 感謝をされるためには、相手に思いやりを持つことが重要でしょう。
- 感謝し合えるためであれば、お互いが素直で正直であることが必要です。
親は完璧な存在である必要はないと思う背景には、子どもが親の至らない点を補充し、感謝されることによって、真の自律へとつながっていくでしょう。
だからこそ、ダメなところ、苦手なところ、正直な気持ち、無理に隠さなくても良いと思います。
無論、その上で子どもに見返りを求めないことが重要です。
最後に
私もカウンセラーとして働いていますが、
常に人の話を聴けているわけではありません。
ミスもしますし、迷惑もかけてしまいます。
ただ、そんな自分を変に守ろうとせずに素直になることで、多くの方に助けられていると感じています。
だからこそ、ご相談に来られる方、カウンセラーの先生方など、関わる方に感謝をすることができています。
完璧な人間は絶対に存在しませんので、一人の人間として、“らしさ” をしっかり出していってみてはいかがでしょうか。
どうしたらよいのかわからない。躊躇がある。という方はぜひお話をお聞かせください。
親である前に一人の人間ですからね。
皆さんが幸せになれるようお力になれれば幸いです。
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