経験値UPの為に出来ること(良いスタートをきるため)
こんにちは、不登校支援センター札幌支部の松本です。
とうとう本格的な冬がやってきました。今年は新型コロナウィルスの影響もあり、毎年恒例の札幌雪祭りも史上初の中止となりました。昨年の2月はすごい数の観光客の方々がいらっしゃっていましたね。
1月も中盤に差し掛かり、卒業や入学のシーズンが近づいてきました。今回は私が関わってきた子供たちが苦労したこと、これから苦労していくだろうことについてお話をしていきたいと思います。
不登校の子供たちと、日々登校が出来る子どもとの差はなんでしょうか?
日々カウンセリングをしている中で、不登校の子供たちと接しているとこの子たちに足りないものが見えてきます。
それは・・・
経験値
圧倒的にこの子たちには経験値が足りなくなっています。日々登校が出来ている子どもたちは何かを考え毎日、登校しているでしょうか?
私も普通に通っている頃、何かを考えていた記憶はないですね。親御さんもそうじゃないでしょうか?
朝起きて朝食を摂り、身支度をして出勤や登校をしていると当たり前にいつの間にかやれていますよね、これが習慣化というものですよね。
不登校になると、ありとあらゆる経験が出来なくなります。カウンセリング時に親御さんとお話しをしていく中で、どのように子どもに何がしかの経験をさせられるだろうか考えています。例えば・・・
- 朝おきれるようになろう
- 毎日三食食べれるようになろう
- 30分だけ勉強をしてみよう
- 1時間登校してみよう(別室登校を含む)
などなど挙げ出したらいくらでもありますが、経験値を重ねてもらいたいんですよね。最初は考えながら行動しなければいけませんが少しずつ習慣になる事で、また当たり前のカテゴリーに入っていきます。
この経験値をその子なりのステップで経験させることで、新たな環境に行ったときにやっていた子とやっていない子とでは天と地の差が出てきます。今年も進学や新天地に旅立つ子たちの中には、3年間中学校に登校しない子、別室登校をしている子、カウンセリングのみの子など様々な状況の子供たちがいますが、1人1人に合わせたステップを提案し、やってもらっています。登校している子供たちには敵いませんがこの小さな努力が目的を持ち行動していった子供たちの助けとなります。過去の自分が今の自分と未来の自分を助けてくれます。
過去ではなくこれからの為の準備を始めてみませんか?