「不登校だから人生もう終わり…」こころが振り回された時の対処法とは?
こんにちは。不登校支援センター名古屋支部の伊藤みゆきです。
「寒いですね~」とあいさつしたと思ったら、数日後には「暖かいですね~」と・・・
毎日の気温に私たちのこころも左右される時期ですね。
今回のお話は、すべての方に「なるほど」とはならないお話です。
ですが、もうどうにもならない、なすすべもない、と八方塞がりな気持ちになっている方の目に留まれば・・・と思ってお話します。
毎日の気温ひとつにも左右される私たちの「こころ」
私たちのこころというのは、天候に限らず本当にいろんなものやいろんなことの影響を受けますよね。
そしてその「いろんなもの」や「いろんなこと」によって
- よくない考えかたが浮かんできてしまったり・・・
- 必要以上に自分を責めてしまったり・・・
- 後悔に苛まれてしまったり・・・
なんだかこころが振り回されているような気持にもなりますね。
支援センターでお会いする、不登校の子どもや、その親御さんにも、これによく似たお話をお聴きすることがあります。
- 不登校だから人生もう終わりだ・・・
- 不登校になっているのは自分が(子どもが)ダメな子だからだ・・・
- あのとき無理やりにでも学校に行っていたら(行かせていたから)・・・
これもやはり、こころが振り回されていると言える状態です。
ここから脱出するのは至難の業。
そんな、いつも自分のせいで・・・と考えてしまう方こそ、少しだけズルいやり方をしてみましょう。
それは・・・
時には「いろんなもの」や「いろんなこと」のせいにする
こころが振り回されたとき、「いろんなもの」や「いろんなこと」のせいにすることって時には大切です。
これが冒頭でお話したような気候のせいだとしたら
- 雨が降ったから出かけるのが億劫だ
- 晴れているから洗濯物を干そう
- 雪が降ったから今日の授業は雪合戦
- 台風だから休校
もちろん、感じかたはそれぞれですが、気候のせいにするというのはどこか「仕方ないなぁ」と納得できることが多いと思いませんか?
そして、その「仕方ないなぁ」が、次に進む足がかりになることも少なくありません。
「仕方ないなぁ」はどうにもならないこころを上手に逃がす方法でもあるのです。
ひとつだけ、大切なポイントがあります。それは、
できるだけ「関係ないもの」のせいにするということ
たとえば、「お饅頭みたいな雲が浮かんでいたから、ハンカチを忘れた」のような、それって関係なくない!?と笑ってしまうくらいのものにすることで、さらに上手に心を逃がすことができます。
本当にどうにもならないとき、自分のせいや身近な人のせいにしてむしろ辛くなってしまう前に、ほんの少しだけこころを逃がして自分を甘やかすこともしてあげてください。
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