また喧嘩に…。繰り返されるパターンから脱出するには?①
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
2月になりましたが、まだまだ寒い日が続いていますね。皆様は体調いかがでしょうか。私は早く暖かくならないかなあと思いながら毎朝布団の中で苦悶しています。…。
さて、今回は「コミュニケーションの中で繰り返し起きる失敗」についてお話したいと思います。
パターン化された失敗
例えば「また子どもと喧嘩に…。いつもこうなるなあ」「前も同じような状況で怒った(怒らせた)なあ」といったように、特定の人や特定の状況で繰り返される失敗はないでしょうか。
このようなコミュニケーションの中には、気付かないうちに繰り返しているパターンが潜んでいる可能性があります。
イメージしやすくするためにこれからコミュニケーションの中で繰り返し起きる失敗とはどういったものか、どうすればパターンから脱出することが出来るのか、1つ具体例を挙げながらお話していきますね。*架空の事例です
自己卑下を繰り返すA君とそれを励ますお母さん
中学校1年生のA君は自分に自信がないのか「僕は何もできない、ダメな奴だ」と繰り返しお母さんに愚痴っぽく言います。
A「どうせ僕なんてダメな奴だから何してもうまくいかないよ」
母「そんなことないよ。大丈夫よ」
そんなA君に母は励ましの言葉を伝えます。
しかし、その言葉はA君に届いてないのか「でも…」「いや…」と否定する言葉を繰り返します。何度励ましても同じことを繰り返し言うA君。
そのうちお母さんが疲れて一言…
母「もういい加減して!まずはやってみないと分からないでしょ!」
と口調を強くしてA君に言ったところA君は「どうせ僕の気持ちなんかわからないでしょ」と最後は喧嘩に…。
このようなやり取りが何度も繰り返されています。
あくまで例ですが、上記のようなコミュニケーションが繰り返し起きるパターン化された失敗です。
パターンから脱出するためには?
ではこのようなパターンから脱するためには何が出来るのか。
もちろんA君がこのようなパターンを繰り返していることに自分自信で気が付くことも大切です。
しかし、本人がこのパターンを変える必要性を感じていなかったり、気づこうとしていない場合は気付いてもらおうとするのは大変です。
そのため、まずは周囲が出来ることとしてA君が「自分はダメだ」と繰り返し人に話すのは『何を求めているのか』を想像することから始めると、周りもどう対応していくとパターンから抜け出せそうなのか見えてくるときがあります。
次回のブログではA君が何を求めていたのか、その背景を想像した上でパターンから脱出するために周囲が行えることについてお話していこうと思います。
もし、コミュニケーションの中で繰り返される失敗についてお困りの際には私たちカウンセラーも一緒に考えていきますのでお気軽にお声掛けください。
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