本当の”不登校の支援”を始めていますか?不登校支援で大切なのこととは?
こんにちは。不登校支援センター大阪支部の佐久真です。
今日はタイトルにもある通り、ご家庭によってご相談内容は様々寄せられますが、”本当の不登校支援”が始められているのかどうかについて考えたいと思います。
子どもが学校に行かないことに困っているのは、本人より親
子どもが不登校というストレスへの対処行動を取り始めた時に、まず困ってしまうのは
親御さんですよね。
当の本人は、”行かないという対処行動”を取れているので、家にいる限りはそんなに大変な事、しんどいこと、辛いこと、困ることは少なくなります。
ただ親御さんはそうはいきません。
子どもが学校に行かないという行動を取ることで、小学校低学年であれば、ご自身のお仕事を休まなければならなくなる、ということもあるでしょうし、仕事を辞めることになったという方もおられました。
お留守番が出来るような年齢になったとしても、家にいて何もせず・・・
ゲーム・スマホ・動画サイトに明け暮れるような毎日を過ごしている子どもを見て、「困ったな・・・」と思わない親御さんは少ないと思います。
- このままで将来は大丈夫なのか?
- 内申点に影響が出るな・・・。
- 引きこもりになるんじゃないの?
- ゲーム依存とかになっているのでは?
- 早く学校に戻らないと、どんどん行きづらくなるかも・・・
等々、様々な不安が頭をよぎり、親御さんの方が困った感が高まってきます。そうなると、あらゆる策を講じて今の状態を改善しようと親御さんは試みるのですが、
- 感情的な対応をしたり、
- 喧嘩や言い争いが増えたり、
- 無理やりな対応を取った
そういう対応をされたがために、親子関係が悪化し、親の言うことが信じられなくなったり、何を言っても拒否・無視という対応を取り出したり、「話し合う」ということが全く出来なくなってしまいます。
親子関係の良好化と不登校支援は、一旦分けて考えるべき
ご相談頂く方々の中には、上記のように親子関係が悪くなって親子で話し合うことが出来ないから、間にカウンセラーを挟んで支援を講じようとされる方がおられますが、まず親子関係を正常に戻すために、かなりの時間を要することがあります。その時間というのは、直接的な「不登校支援」ではなく、親子関係の良好化の為に割く時間となっていることがありますので、まだ不登校支援は始められる段階ではなく、まず先にそちらから始めなければならないことがあります。ですので、そうならない為に「もしかしてうちの子不登校かも?」と、最近子どもの行動を見てそう感じはじめておられる方がいらっしゃいましたら、是非一度本格的に休む前に、当センターの無料相談を受けてみてください。
もしかすると、今ご家庭で何気なくやっておられる対応が、知らず知らず親子関係の悪化を招くような対応になっているかもしれませんし、それを数か月続けて不登校状態も悪化してからご相談頂くことになれば、どこから支援を始めなければならないのかというのが大きく変わってきますので、是非一度お早めにご相談頂ければ幸いです。
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