やる気の源って何?子どものやる気はどこからくるの?
こんにちは。
東京支部の椎名愛理です。
本日は最近の私の体験も元にしながら「やる気はどこから来るのか?」について、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
最近、嬉しいことにカウンセリングの中で、「ブログ見ています」というお言葉をいただくことが多くあります。
「あの記事、子供の気持ちを知るのにとても役立ちました」
「〇日のブログを見て、話を聴いてほしいと思ってきました」
など、私共カウンセラーが日々皆さんにお伝えしたい内容を書いたブログを読んでくださる方が沢山いることを感じます。
そうしたお声をいただくと、私としても「もっと皆さんにお伝えしたいことがあるから、次のブログではこんなことを書こう」「もっと読みやすい文章にできないか」「皆さんが必要としている内容はどんなものなのか」など、自分の役割や行動に対してやる気を感じ、次の行動の原動力とすることができます。
この「やる気」はどこから来たのか?
さて、この「次はもっと良いものを書こう」というやる気の源はどこにあるでしょうか?それは『自分が行動していることを、人々が見てくれていること(プロセス)』と『ブログの内容が皆さんの役に立っている(結果)』という二つです。
この二つを子供たちの心理に当てはめて考えてみましょう。
例えば、子供たちの行動を『プロセス』という目線で見てみると
- 「テスト前に、(テスト結果がどうであれ)一生懸命勉強していた」
- 「絵を描く集中力は親から見てもびっくりするものがある。(他の子と比べて上手い、下手などは関係なく)」
- 「頼まなくてもお手伝いをしてくれる(時々、雑なことはあるが、自分から率先してやってくれる)」
また子供たちの行動を『結果』目線で考えると、
- 「テストで〇点を取れていた」
- 「英検〇級をついに取れた」
- 「お友達が沢山いる」
等です。
プロセスと結果、どちらも大切
私たち人間は普段意識をしていないと、目につきやすいもの、感じやすいものに対して労いの言葉をかけたり、注目する傾向が強いものです。
例えば、上記の例で考えると
「テスト前に目の届かない範囲で努力をしていたかもしれないこと」や「実はプリントを整理して、子供なりにテストに対して挑もうという姿勢があったこと」という『プロセス』よりも「テストで〇点だった」という『結果』の方が目につきやすく、労いや褒める言葉を伝えやすいですよね。
しかし、ここで大切になるのが「プロセス部分にも、結果に対しての労いと同じ価値がある」ということなのです。
結果だけを褒められ続けた場合、子供の心理としては
「結果が出ないならば、やる意味ない」
「前回〇点でほめられたから、今回それ以下の点数しかとれなかったらダメだと思われるだろう」
など、やる気を持ちにくい心理状態となることが多くあります。
しかし、プロセス部分も労われ、自分の行動をしっかりと周囲の人々が認めてくれていると感じている子供は
「テスト結果が何点であっても、努力していたことは認めてくれるだろう」
「だったら自身はないけれど、まずはテストを受けてみるか」
「もし点数が低くても、また頑張ればいい(また頑張れば、周りの人は認めてくれる)」と、
行動に対して主体的なやる気を持ちやすくなります。
今回は、私の経験から子どものやる気について考えてきました。いつも皆さんがブログを読んで下さり(プロセス)、皆さんと子どもの生活に役立ててくださっている事(結果)を感じると、私たちカウンセラーも一層皆さまと共に様々な出来事を考えていこうと思います。
今後も一緒に、ご家族が今以上に安心して生活ができるよう考えてまいりますね。
何かお困りな事がありましたら、いつでも私たちカウンセラーにお声がけください。
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