【不登校の子にしてはいけない事②】ストレスのハードルを下げてはいけない?!
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
寒さも厳しくなってきましたね。
コロナウイルスの事もございますので、引き続き御自愛くださいね。
してはいけない事② ハードルを下げてはいけない?!
前回は、してはいけない事シリーズ①として、【原因】【理由】を聴いてはいけません!とお話をさせていただきました。まだ、読まれていない方は下記のURLより進んで読んでみてください!
今回は、ストレスのハードルは下げてはいけない!というテーマでお話しますね。
ストレスのハードルを下げるとはどういうことかといいますと、
- 別室登校でも良い
- テストは白紙(0点)でも良い
- 好きな時間に登校しても良い
- スマホやゲームを好き放題使っても良い
等の、登校や日常生活のストレスを親や先生が一方的に下げる事を表します。
こういったことをしたものの、
- 状況が変わらない、むしろ悪化してしまった
- 一時的に登校したが続かない
というご相談を受けることがとても多くあります。
ですので、今回のブログでは、悪化を防ぎ良い方向へ進んでいくための適切な対応やお声がけについて考えていけるようにお話いたしますね。
まずは、なぜストレスを軽減することをしたにも関わらず、状況が改善されないかという点でお話をしていきます。
結論:誰のためにハードルを下げるのか
ストレスのハードルを下げたにも関わらず、状況の改善が見られないケースに共通することは、周りの大人が楽になりたいということが多く存在しています。
- 子どもが学校に行かないストレスを抱えないために、ハードルを軽くしている
- 不登校の生徒がいるストレスから解放されたい
など、「とりあえず学校へ行ってほしい」と思う事によるハードルを下げる事です。
私はこのような考えが悪いとお伝えしたいわけではないですし、
少しでも親御さんや学校の先生等、関わる方々のストレスが軽減されてほしい、と思ってお話をしております。
ここでお伝えしたのは、
【子どもにとってどのようなことが良いのか】
という目線で対応やお声がけ、方針を考えていただきたいのです。
大人本位で、子どもの気持ちや考えを聞かずに憶測や、本やインターネットの情報を見て、一方的にどんどんハードルを下げてしまうと、
- 「○○しかできない子」というレッテルを張ってしまう
- 誰も自分の気持ちは聞いてもらえない
- 大人が楽をしていいって言うならとことん楽をしよう
というように、子どもが余計に殻に閉じこもってしまったり、無秩序状態になってしまったりと心の状況は悪くなってしまいます。
ですので、子どもと共に、どのハードルからチャレンジしていくのかを考えていくことが重要です。
共に考えることのメリット
これまでも、親御さんや先生、また、我々カウンセラーなどの第三者と共に考え、行動をとってきた子どもたちが、現在どうなっているかを少しお伝えしますね。
- 受け身だった子どもが、主体性を持つようになった
- 親との会話が増え、家族の雰囲気が良くなった
- 共に考えることで当事者意識を持ち、責任を果たすようになった
等の様子が見られるようになったケースが、とても多くあります。
もちろん、すぐにこのような変化が見られるわけではないですが、子どもたち、ご家族の長い未来のために、今は少し大変だと思いますが、間違いなく良い方向へ向かって行くでしょう。
子どもとそんな話ができる状況ではない!という方は、まずは、子どもと話せるようにすることを優先的に行動してみてはいかがでしょうか。
たわいもない話や、親御さんとしてのお気持ちを素直に打ち明けるのも良いでしょう。
具体的にどのようなお話をしたら良いのかがわからないという方は、ぜひご相談にお越しください。
対応、お声がけは千差万別となります。
共にふさわしい対応を考えて行きましょう。
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