不登校克服の鍵「モチベーションをコントロールする方法」とは?
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
最近ぐっと寒くなってきましたね。
もう今年もあと少しと思うと、なにやらさみしい気持ちになりますね。
さて、今回のブログでは「モチベーション」についてお話ししていきたいと思います。
そもそもモチベーションとは?
広辞苑によりますと、モチベーションとは
- 動機を与えること。動機づけ。誘因。
- 物事を行う意欲。やる気。「―を高める」
と記載されています。
私たちは通常、②の意味合いをよく使うことが多いのではないでしょうか。
そして、なかなかやる気が起こらない場合、私たちは「モチベーションが上がらない」「モチベーションが下がった」状態に陥ります。
不登校の子は、このモチベーションのコントロールが難しい!?
よくセンターに相談に来る子どもたちは、このようなことを言います。
「最近モチベーションがあがらないんだよね」
「なにをしても楽しくない」
「やる気がでないからなにもしたくない」
そして、この言葉を普段家庭で聞いている親御さんはこのようなことをお話しします。
「やる気がでないことを理由にして、なにもしようとしない」
「甘えている」「逃げている」
「嫌なことをしたくないから、このようなことを言っている」
などです。
このブログを読まれている親御さんも、きっと共感される箇所がたくさんあったのではないでしょうか。
このモチベーションは、どのようにすればあがるのか?
みなさんにも一度考えてほしいのですが、やる気がでない状況に陥ったとき、どのようにしてやる気を上げていますか?
以下は私がやる気が起きないときに、試している方法です。
- 今現在できていることを自分で肯定をする
- やりたいこと、したいことを絞り出し紙に書きだす
- 目標をなるべく細かく設定する
- 誰かに目標を伝える
- まずは5分だけでも行動を起こし試してみる(難易度の低いものから)
- 小さな目標を達成したときに自分を肯定をする
- 自分なりのご褒美を与える
- 目標が高いと感じた場合はさらに細かく設定をし直す
などです。
あくまで、上述した方法は私が試して効果的だった方法のため、必ずしも全員が共通する方法ではありません。
私はコロナの自粛期間中、「何もしない」が当たり前の状態になっていたため、なかなか自粛期間明けからモチベーションを取り戻すことに苦労しました。
同じような状況や心境だった方も、このブログを読んでいる方の中にもいらっしゃるかもしれません。
だからこそ、より「どのようにしたらモチベーションがあがるのか?」と考える機会も、今年は多かったように感じました。
センターに来ている子どもたちの大半は、自分のやる気を高める方法について意識をしたり考えたりする機会が非常に少ない!?
そもそも自分を見つめることが苦手な子たちが多いため、自分のやる気はどのようにしたら起きるのかなどを考えたことがない子がほとんどです。
だからこそカウンセリングの中では、自分自身について見つめ直し、考える機会を作る必要性があります。
そして何度も何度も試行錯誤を重ねることで、自分に合った方法にたどり着くことができるようになります。
いかがでしたでしょうか。不登校を克服できるようになるには、子どもが自分自身で機嫌を取り、モチベーションをコントロールできるようになることが重要だということがお分かりいただけたと思います。
まずは子どもが自分自身を見つめ、考えてもらうきっかけづくりを私たちと一緒にしませんか?
関連ワード: カウンセリング , コントロール , スモールステップ , モチベーション , 不登校支援センター名古屋支部 , 初回無料面談 , 自分自身 , 親子関係 , 適切なアプローチ