子どもが不登校になりやすい親というのは存在するのか?
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
今回は不登校の子への対処などではなく、親御さんへのブログとなります。目にとめていただければ幸いです。
「親だってつらい」
昨今のコロナの影響で、子どもたちのストレスや大変さが言われています。実際にセンターへ来る子どもと話していると、ストレスを多く感じている様子がうかがえます。ただ、同時に親御さんのストレス過多を感じております。
- 家族や周囲からのプレッシャー
- 子どもからのストレス
- 仕事と子育てのバランス
- 親としての我慢
上記などにより、非常に強いストレスが生じております。今回読まれている方も同様なことを感じているのではないでしょうか。
不登校改善には親御さんのお力は必要不可欠
不登校を改善していくためには、親御さんのお力は必要不可欠です。ですが、そのために、何かを犠牲にしすぎてはいませんでしょうか。また、ストレスが過多となり、誰か、もしくは何かに責任転嫁をしてはいませんでしょうか。不登校改善において、もっとも重要なことは、
- 状況の客観視
- 役割分担
上記の事が重要となってきます。
そのため、理性を保つことが難しいような状況であれば、上記の事が困難になってしまいますので、親御さん自身のケアも子どもたちの対応を考えて行くことと同様にとても重要となります。
子どもが不登校になりやすい親は存在する?
子どもが不登校になりやすい親の傾向はあるのか?という質問や疑問も多く伺いますので、その点に触れて行きたいと思います。結論から申し上げますと、そのようなことはございません。※もちろん、虐待やネグレクトなどは例外です。
- このような親だから
- 親が仕事をしているから
- 親が子どもとの触れあう時間が短いから
- 愛情表現が足りないから
- 甘やかしすぎているから
このような考えをされる方がいらっしゃいますが、これは結果論・原因論であり、不登校の改善を考えて行く上で重要な状況の把握ではありません。むしろ、犯人捜しとなってしまう恐れがありますので、控えられたほうがよろしいでしょう。
最後に…
不登校改善において、親子関係を客観的に捉え、何ができるのか、また、何をすべきではないのかをしっかり考えて行くことが重要です。不登校はいじめや虐待などを除き、子どもがストレスから身を守るためにとる手段です。ですので、親御さんを責める、親御さん自身が自分を責めるのではなく、何ができるのかを考えて行きましょう。親御さん自身がケアをするために
- 親御さん自身のお時間を作る
- 親のみのカウンセリングを受ける
- 一時期でも仕事に没頭する
- ご夫婦だけのお時間をつくる
- 周囲に協力を要請する
上記のようなことも行ってみてはいかがでしょうか。
わかっていても出来ない…。と思われた方もいるとは思いますが、親御さんの第一歩が状況の改善に繋がりますので、思い切って踏み出してみてはいかがでしょうか。
ご家族内での改善が難しいこともあると思いますので、その際にはぜひご相談くださいね。
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