「カウンセリングの必要性」と「受けるタイミング」とは?
皆さん、こんにちは。不登校支援センター 横浜支部の庄子です。
厳しい暑さも徐々に緩和され、少し秋の風が吹き出した今日この頃、皆さんいかかがお過ごしでしょうか?
コロナの影響で学校の予定が定まらない中、後期の時期に差し掛かろうとしております。今年は今までとカレンダーが変わり、祝日のリズムが違うので、それも併せて調子をと整えることが難しく感じる方もいらっしゃいます。この様な状況だからこそ、上手くリズムが取れず、ご相談に来られる方が増えております。
今回のブログでは「カウンセリングの必要性とタイミング」についてお話して行きたいと思います。
カウンセリングとは何か?
皆さん、カウンセリングを受けた経験はありますか?日本の中でカウンセリングを受けたことがあると答える方はまだまだ少ないと思います。
また、良く耳にする言葉で「知らない人に自分のことを話すことに抵抗がある」と答える方はしばしばおります。確かに見ず知らずの人に最初から自分のことを打ち明けることは私でも難しいと感じます。実際に相談することが出来る相手とは皆さんにとってどの様な相手でしょうか?
私は少なからず信頼している人になら相談をすることが出来ます。しかし、信頼をつくるまでの関係になるか?や知り合いだからこそ他の人に伝わってしまう可能性や心配をかけてしまうことを考えてしまうと余計に話し辛さが出てくる人もしばしば居ると思います。
本来、カウンセリングは身近な人との間で行うことが出来るものですが、深い話になればなるほど、知識と経験が必要になります。
話の中身も自分の心に関わることなので、インターネットで調べて直ぐに解決出来るものではありません。その上で、カウンセリングとは話をすることで、自分の心の中を整理し、今何が問題なのか?に対して焦点を当てられるようになり、具体的に前へ進めるようになる行程を一緒に作るお手伝いをすることです。
カウンセリングを受ける適切なタイミング
では、カウンセリングを受けるタイミングはどの様な場合なのでしょうか?不登校の子どもに対しては不登校の6段階の中の「初期」の段階でカウンセリングは必要となります。「初期」段階の特徴は「身体症状が現れる段階と言われ、主に3つの特徴が上げられます。
- 頭痛
- 腹痛
- 睡眠に関わること
①や②の頭痛や腹痛は頭が痛いことやお腹が痛いことを主に訴え、その場から動けないと主張することが多いです。また、実際に病気かどうかは判断し辛いため、親御さんとしては頑張らせるかどうかの判断がし辛い状況と言えます。③の睡眠に関わることは「寝れない・寝ない・起きれない・起きない」状態です。その為、この3つの状態が発生した際、病院に行かれる方が多くいらっしゃると思います。もちろん、中には病名を付けられる方もいらっしゃいますが、不登校の症状の場合、「何もない」や「軽い症状」と言われることが多くあります。
また、この症状は「学校に行かなくても良いよ」と言われた後や「学校に行かなくても仕方が無い時間」になると今までが嘘のようにケロッと治る場合も当てはまります。その為、「あれ?さっきまで頭が痛かったと言っていたのにゲーム(スマホ)をしてる」や「お腹が痛いのにご飯を普通に食べられてる」と感じた方も多くいらっしゃるのでは無いでしょうか?正に、この状態が何回か繰り返されていると「不登校の初期段階」であり、カウンセリングが必要と言えます。
カウンセリングを受けることで得られること
それでは、この状態からカウンセリングを受けることで得られることは何でしょう?
親御さんの場合は今の状況をお話し頂くことで、どの時期からサインが出ているかを振り返ることができます。また、この状況で何が必要で、どの様にすれば良いのかを整理することが出来る為、具体的な対策を取ることが出来ます。
子どもの場合、多くは「学校に行けない理由が分からない」と答えることが大半な時代になっています。その為、「何故、学校へ行けないのか?」と聴いてしまうと自問自答した状態に入ってしまう為、答えを詰まらせてしまいます。不登校支援センターのカウンセリングでは「学校に行きたくない“目的”は何か?」という観点からお話をする為、違った視点で話を展開することが出来ます。その中で、子どもの行きたくない根本的な部分を見ることが出来ます。ただし、先程もお話ししましたが、信頼関係が成り立った上でカウンセリングは進めて参ります。
症状が出たらお早めに!
初期段階の身体症状が出た段階で来られる方はとても少ないです。「何とかなるだろう」という考え方で居て、時間が経過してしまうと復帰までもその時間分必要となる可能性があります。子どもの状態が少しでも当てはまる場合、お近くの不登校支援センターにご相談ください。(初回無料100分カウンセリング実施中です)親御さんのお話を整理する中で、最善の対応を一緒に考えて行けると幸いです。心よりお待ちしております。
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