不登校解決現場レポート子供の心理学

私のカウンセリングルームに子ども達が描いてくれた絵が飾っている理由とは?

こんにちは。

不登校支援センター大阪支部の桒原航大(くわばらこうだい)です。

本日もカウンセリングの中で出てくる話題について取り上げていきたいと思いますが、先日、初めてカウンセリングに来た子どもがこんなことを言っていました。

「もっと病院みたいなところだと思ってた。」

カウンセリングに対するイメージは人それぞれですが、その子どもは少しカチッとしたイメージをカウンセリングに持っていたようです。

カウンセリングルームでの工夫

それぞれのカウンセラーも、相談にお越しになるご家族が少しでもリラックスできるように様々な工夫をしています。

例えば、アニメや漫画のキャラクターなどの絵を飾っているカウンセリングルームもあるかもしれません。私のカウンセリングルームにも、子ども達が描いてくれた絵が飾ってあるのですが、その初めて相談に来た子も自分の知っている絵があったようで、その話題をきっかけにリラックスしてお話をする時間につながっていきました。

初めて来る場所、初めて会う人、どうしても緊張してしまう状況の中で、自分が知っているモノがあることは安心感にもつながるようです。

しかしながら、カウンセリングルームに絵を飾ることの影響はそれだけではありません。

誰かに貢献できることは自信をつけるきっかけに

実は、初めて来た子が絵を見てリラックスできたエピソードというのは、その絵を描いてくれた子にもお伝えしたりしています。

「この前、初めて来た子が最初はガチガチに緊張していたんだけど、〇〇さんが描いた絵を見たことで打ち解けたんだよね。ありがとう!」

というように。

自信をつけるための方法というのはいくつかあります。

例えば、誰かとの競争に勝つこと、目標を達成することなどは、皆さんもイメージしやすいかもしれません。しかし、これらも大切な自信のつけ方なのですが、競争に勝つことは相手次第、目標を達成することは目標の設定次第となり、その人の状況によっては取り組みづらい一面も持っています。

一方で今回のように

「誰かの役に立つ経験」、「自分は誰かに貢献できる力があるんだという実感」

は比較的取り組みやすい方法かもしれないと私は感じているのですが、皆さんはいかがでしょうか。

対話だけでなく、様々な視点でサポートを

対話も子どもをサポートする大切な方法ですが、それだけではなく様々な視点で子ども、ご家族のサポートができたらと考えています。日々の生活の中でも活かせる点などありましたら参考にしていただけたらと思います。

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