帰国子女が不登校になる理由とは?
こんにちは。不登校支援センター大阪支部の佐久真です。
今日は親御さんのお仕事などがあって海外で過ごしてきた子どもが、小学校高学年~中学生の
タイミングで日本に帰ってきたときにスムーズに日本の学校(社会)に適応できないというケースについてお話をしたいと思います。
帰国子女は普通の不登校とは違う?
これまで不登校支援センターでは、様々な国から日本に帰ってきた子どもたちを支援してきました。
もちろん海外で過ごしていた子たちが一様に不登校になるわけではありませんが、ただスムーズに日本の社会に適応できない子がいます。
スムーズに登校できる子と、全く学校に登校できずに不登校状態に陥ってしまう子がいる事は事実であり、我々不登校支援センターのほうにご相談いただく際には、まずこれまでどこでどのような形で過ごしてこられたのか、何年生から何年生までをどの国・地域で過ごし、その地域の学校や、日本人学校ではどのようなに登校し、友達との交流はどのような感じであったか、先生とはどのような関わりであったかなど、たくさんの情報をお聞かせ頂きます。
海外ということにこだわらず、日本の社会でも同じように不登校を考えるときに、これまでどのような環境で、どのような人とどのように関わってきたか、というお話を伺いますが、海外から帰ってきて日本の社会に適応できない状態であってもまずは同じようにお話をお伺いして、子どもの不登校の状態と段階に当たりをつけ、先の学年を見越してどのような支援方針を立てていくのかということが重要になります。
不登校支援で大切なことは状況が様々あれど同じです
不登校支援をする際に大切になってくるのは「親子関係」だと考えております。
海外に赴任されている親御さん、もしくはそのご家族はその子どもとどのような関係を築いてこられているか、これは日本で過ごしていても、海外で過ごしていても、関係性を構築していくのは親御さんが子どもにどのように関わっておられるのかが大きく影響します。
海外で過ごしていたという事実のみに捉われることなく、まずは現在の親子関係や、これまでの子どもへの関わり行動などをまず初回面談にてカウンセラーからしっかりとお伺いし、
「海外から帰ってきたから、日本の社会に適応できないのではないか・・・?」
と言う親御さんが抱かれるご不安について、客観的な視点をもって子どもの状態を把握できるようにお手伝いをさせていただきます。
もし海外から帰国して日本の学校(社会)に適応できていないと言うな状態であるならば、
是非一度、不登校支援センターで初回無料面談をお受けいただければと思います。