不登校解決現場レポート子供の心理学

【その3 学校との向き合い方】緊急事態宣言明けの学校再開に向けて知って頂きたいこと

 

皆さん、こんにちは。不登校支援センター 横浜支部の庄子です。

今年は例年以上に雨が各地で降りましたね。被害にあわれた方もいらっしゃると思います。どうかお身体をご自愛頂きながら、お過ごし頂けると幸いです。

 

さて、今回は緊急事態宣言明けの学校再開に向けて知って頂きたいことの第三弾となります。今までのブログも併せて読み進めて頂けると幸いです。

今回のテーマは「学校との向き合い方」と題してお話を進めて行きたいと思います。

緊急事態宣言が明けてからの学校の様子

神奈川県でも緊急事態宣言が明け、6月は分散登校、7月からは給食が再開しての通常登校になっております。様々な学校の先生と、この間もやり取りをさせて頂いておりますが、先生もかなり苦慮されておりました。

例えば、

 

  • 分散登校中の生徒間との繋がりをどの様に持てば良いのか?
  • クラスターを起こさない為にはどの様にすれば良いのか?
  • 給食の際の配膳や配膳ルートの確保をどうするか?

 

など、今まで考えなくても良かったことを考えなければいけない状況になり、その為の会議やリハーサルを行わなければならない状況だったようです。

また、子どもや保護者の状態も考えて行く必要があり、様々な方向からのストレスと向き合っております。

つまり、学校の先生も緊急事態宣言が明けてから、ストレス過多になっていると言っても過言ではない状況と言えます。

学校との向き合い方が分からない方が急増する訳

その為、不登校支援センターを訪れる親御さん達の質問で多く言われるのが「学校の先生もお忙しいので、何とお伝えすれば良いのか?」です。

子どもが不登校になり、親御さんとしても手を差し伸べて欲しい反面、学校の先生方に気を遣い過ぎてしまい八方塞がりの傾向に陥りやすいです。

不登校の子どもに対して、学校側もご家庭の事情に配慮する為、自発的に何かをすることは稀と言えます。

つまり、学校側も配慮し、ご家庭も配慮してしまうと時間だけが経過してしまい、子どもの不登校は増々悪化しやすくなります。

 

不登校のご家庭がするべき最善策

上記でも述べたように、学校側のことを配慮し過ぎてしまうと八方塞がりになり、不登校の問題がご家庭だけの問題になりやすくなります。

不登校問題は地域社会・学校・家庭が一丸となって取り組まなければ早期解決に繋がりません。

その為、先ずはご家庭から学校や地域社会に相談をして頂き、「今すべきこと」や「今出来ること」を考え、実行して行く必要があります。

また、不登校の相談に来られる方の中に「本人の意思を尊重したい」と話され、子どもが行動に移すまで動けないと感じている親御さんも多くいらっしゃいます。

確かに子どもが動かなければ変わらない部分が大半と言えます。

しかし、親御さんから動くことには大きな意味があります。それは子どもから見ると「親は本当に自分のことを見ているのか?考えてくれているのか?」です。

親御さんとしては言葉通り、本当に子どもの将来のことを案じ、心配していると思います。

子どもとしても、心配されている気持ちは十二分に分かっているのですが、「自分が主役になりたくない」と不登校の子どもは感じやすいため、人前に出ることが避けやすいです。

その為、先ずは親御さんが適切な場所やご自身に合う場所でご相談する中で、安心な場所を確保する必要があります。その為の行動が最善策となります。

不登校支援センターは不登校の専門機関です

不登校支援センターでは不登校に特化した実績や経験が多くございます。

地域社会の一員として、学校・家庭と繋がる中で「今は何をするべきタイミングなのか?」を一緒に考えて進めることが出来る場所です。

相談場所は多くても良いのですが、時間は有限であるため、最終的には決めて頂き、具体的に進めて行くことが必要です。

その上で、不登校に関して少しでもお悩みなことがあればご相談頂ければと思います。

具体的に進めて行く中で、一日も早く皆様の心が軽くなるお手伝いをさせて頂けると幸いです。

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