「不登校以前の子どもに戻って欲しい」のもったいない話~その2~
こんにちは。不登校支援センター名古屋支部の伊藤みゆきです。
さて、前回のブログは、不登校支援において「昔は良かった」に惑わされることはもったいないんですよ、というお話でしたね。
前回の繰り返しにはなりますが「昔は良かった」は、
100点を取っていた子が、50点、30点となると、目指すべきところはもう一度100点!
となるような、そんな思いに似ていて、その考え方は良くないわけではないけれど、もったいない。・・・そんなお話でした。
さて、今回は
100点満点もいいけれど、100点以上を目指しませんか!?というお話です。
どういうことなのかというと・・・
「昔は良かった」は過去の良かった地点を100点「満点」として、そこをゴールにすること
になるのです。もちろん、そこに到達するまではそれでもかまわないでしょうけれど、「満点」にするよりも「通過点」とすることで、目指せるものがあります。
それが、「昔よりもより良い未来」です。
「昔は良かった」 から 「より良い未来」 へ
100点を満点ではなくて通過点にすることは、100点以上無限大のより良い未来を描きやすくなります。
なにより、子どもたちの可能性は過去の100点以上にあるはずですよね。
そのためには、ちょっとしたコツがあります。
それは、「減点の目」よりも「加点の目」を意識することです。
減点の目 加点の目
減点の目とは、足りない部分(できていないこと)に目を向けること
加点の目とは、積み重ねてきた部分(できていること)に目を向けること
足りない部分に目を向けることは悪いことではありませんが、「昔はよかった」が「昔に戻った」で終わってしまうように、足りたときに終わってしまうのがもったいないんです。
積み重ねてきた部分に目を向けることもしていくことで、「昔はよかった」から「昔よりもよい」になりやすいですよね。
とはいえ、いざ、やってみようと思うと難しさもあるかもしれません。
そんなときは、お一人で無理せず、カウンセリングにお越しくださいね。
カウンセラーと一緒に、「以前よりも良いこれから」を目指してみませんか?
関連ワード: 100点満点 , 不登校 , 不登校支援 , 不登校支援センター , 不登校支援センター名古屋支部 , 戻って欲しい , 昔は良かった , 適切なアプローチ