【withコロナ】登校再開後からの子どもたちの現状とは
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
徐々に暑さが厳しくなってきましたね。
マスクをしながら行動される方も多いかと思いますので、熱中症にはお気をつけてお越しくださいね。
分散登校⇒通常登校へ
関東近郊では、5月末から6月上旬にかけ、分散登校が始まった学校が多くみられました。
その後、6月中旬より通常登校に近い形で登校再開となっている学校が増えてきております。
それと同時に子どもたちの心の変化が見えてきていると感じております。
実際に、東京支部へのご相談も6月に入り、急激に相談件数が増えております。
※登校再開疲れという言葉も飛び交い始めております。
内容としましては、
- 分散登校時は行けていたが、登校日が増えると同時に学校へ行き渋りが強くなった
- 分散登校から行けておらず、通常登校になったら行くと言っているが、行く気配が無い(登校していない)
- 新一年生として入学したが、クラスメイトに会うのが怖いと言って学校へ行かない
等の内容が多く見受けられます。
では、お子さんはどのような心理状況にあると考えられるのでしょうか
登校再開後の子どもの心境
登校再開となり、子どもたちとカウンセリングを実施する中で、掲載許可をいただいた、子どもたちから聴いた言葉を幾つか紹介いたします。
- オンライン授業は気軽だったが、実際に登校が近づくと、突然緊張感が増した
- 分散登校では、話せる人もあまりいなく、全員がそろうとより孤独になってしまうのではないか
- 課題が多く大変だったが、学校が始まったらテストがあるので気が重くなった
このようなことをカウンセリングで話をしてくれました。
子どもたちの心境を考えると、先の不安が非常に強く、ストレスが非常に大きくなっていると感じております。
その中で、周りができることとはいったい何があるのか。という点を最後にお話します。
周囲ができること
このような状況下でご家族をはじめ、周りの方も奔走されている方も多いかと思います。
実際にご相談にお越しになられている方が急増していることからも、迷っている、困っている方も増加傾向にあります。
では、どうしたらいいのかということですが、いきなり行動に起こすこともリスクがありますので、まずできることを幾つか紹介します。
- 情報過多にならない(情報の整理)
- ちょっとしたことでも話せる家庭環境づくり
- わからなければ外部へ相談
- むやみにアドバイスや助言をせずにまずはしっかり聴く
上記の事は一例ですが、リスクが無く、取り組めることです。
今はイレギュラーの中、皆さんも大変かと思いますが、不登校は長期化すると改善まで時間がかかり、皆様のご負担も多くなってしまいます。
ですので、少しでも「おかしいな」と思いましたら、ぜひともご相談ください。
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