休校明けの今こそ考えたい「予想もしなかったこと」への対処法
こんにちは。不登校支援センター名古屋支部の伊藤みゆきです。
2020年も、もうすぐ半分が過ぎようとしていますね。 数か月前までは、予想もしなかったことがたくさんあった2020年の前半でしたね。
長期にわたる休校、外出自粛、人通りのない繁華街・・・など、目に入る情報もほとんどが「予想もしなかったこと」で埋め尽くされています。
「もう情報を見るのも嫌になりました」なんて言う方も少なくないのではないでしょうか。
こういった状況になると、どうしても心がざわつくことが増えますね。
「予想もしなかったこと」は結構厄介
この「予想もしなかったこと」は結構厄介な代物です。
なぜなら、私たち人間は「元通りにしたい」気持ちがあるから。
とはいえ今回のように、すべてを元通りにするには少し難しいだろうこともありますよね。
そんな、
頭の中では 元通りにしたい
でも現実は 元通りにできない(と感じる)
という気持ちが「葛藤」といわれているものです。
「葛藤」という言葉は、元々の意味合いは「枝がもつれて絡み合う」ことなのだそうです。
絡み合ってしまった枝を戻すのはやっぱり苦労しますし、そもそも枝が伸びていくときに「この枝はこれからもつれて絡み合ってほどけなくなるな」と想像する人は少ないと思います。
でも、実際にその「予想もしなかったこと」が起こってしまうのですから、「葛藤」感じるのは自然なことなのではないでしょうか。
元通りにしたいと思ったら・・・
不登校に悩んで相談にいらっしゃるご家族の多くが、こういった「予想もしなかったこと」が起こったという気持ちを感じています。
絡み合った枝を「元通りにしたい」と思ったとき、やはり一気にほどく方法だけでは難しいのではないかと思います。 さらに、ほどき方を考えていかないと余計に絡み合ってもつれてしまうかもしれません。
ですが、絡み合った枝も、ほどき方をしっかり考えればいつかは元に戻りますし、もしかしたら「絡み合ったままどうするか」なんてことも考えられるようになるかもしれません。
「予想もしなかったこと」から「これからどうするか」へ
折しもいまは「予想もしなかったこと」から「絡み合った枝をこれからどうするか」の時期に移り変わってきています。
休校が開けた子どもたちが「これからどうするか」
親御さんとしても、子ども自身も、できることを考えるにはちょうどよい時期ですよ。
少しでも気になることがあるときは、お気軽にご相談くださいね。
一緒に考えていきましょう!