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【登校再開における不登校増加の恐れあり?!】その理由と重要な心がけとは?

こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。

 

 

前回のおさらい

前回のブログでは、

【新型コロナウイルス】における不登校支援カウンセラーの考える懸念点

【新型コロナウイルス】における不登校支援カウンセラーの考える懸念点

というタイトルで、以下の事をお話しました。

  • ストレスの抱え込み・爆発
  • 登校再開における不登校問題
  • 家庭内でのコミュニケーション

前回は、1つ目の【ストレスの抱え込み・爆発】についてお話しました。

詳しくは上記リンクよりお読みいただければ幸いです。

今回は2つ目に挙げている、【登校再開における不登校問題】についてお話します。

登校再開における不登校問題

2月末からの休校措置からおよそ2か月半が経ちました。

登校再開の流れが各地で広がっております。

久しぶりの登校ということで、ニュースなどでは、

「登校再開を心待ちにしていました!」

という安堵の声を聴く一方、

「登校することでコロナウイルスに罹ってしまうのではないか、、」

という不安な声も聞こえてきます。

皆さんもきっと様々なお気持ちで登校再開を迎えられるかと思います。

今回の登校再開において私が懸念していることが、不登校の増加です。

※前提として、【不登校=悪ではない】ということを踏まえて読んでくださいね。

なぜ不登校増加の恐れが?

登校再開ということは、休校期間と比べ以下の変化が考えられます。

  • 同級生との対面等、対人的ストレスの増加
  • 学校の定めた時間や期日の下での生活による、自己都合での行動減少
  • 苦手・嫌いなことと向き合わなければならない状況の増加

等の事が考えられます。

学校が通常の形であれば、当然のようにやっていたことが、2か月半~3か月離れていることにより、上記の事がいつもより強いストレスに感じる可能性が高くなります。

人間は3週間で行動や環境に慣れが生じるといわれています。そのため、2か月半以上の長きにわたる自宅での生活に慣れているため、慣れていたはずの学校での生活にギャップを感じるということとなります。

そのため、ストレスが大きくなり、学校を休むなどのストレス対処行動が見られる可能性も上がってしまうということなのです。

このことは、これまで不登校を経験している・経験していないに関わらず考えることができます。

最近のオンラインカウンセリングの中でとある子どもが、

「このままだと社会復帰できるか不安だ、、」と話していました。

このような状況下での登校再開で、周りの方はどのようなことを心がけていくべきなのでしょうか。

周りが心がけること

このことをお話すると、

家でも学校と同じようなことをさせれば良いのでは?

という意見が出てきます。

確かに、時間を意識した生活や課題の実施等は重要ではありますが、

まずは、子どもの気持ちに寄り添ってあげてください。

 

このブログを読んでくださっている親御さんも、ストレスが大きい中で生活をされているかと思います。

その中で、子どもたちの事を全て管理するというような意識になってしまうと、余計にストレスも大きくなってしまうかと思います。

ですので、子どもがどのような気持ちなのか、何を考えているのだろうかということにまずは耳を傾けてあげてください。

その上で、できることを考えていただければと思います。

それでもわからないということがあれば、積極的に支援を依頼されても良いかと思います。

ご家庭だけで抱え込むことが一番避けていただきたいことです。

最後に。

緊急事態宣言が各地で解除となり、自治体によっては登校が再開している地域もあります。

  • 時間を短縮して登校
  • 時間をずらして登校
  • 週の半分は登校で、もう半分はオンライン授業

など、登校再開も形は様々なようです。

ですので、いきなりこれまで通りの学校生活とはならないと思いますが、学校と向き合う機会は確実に増えていくと思われます。

私の担当する東京界隈ですと、まだ完全な登校再開は当面難しいのでは、、という声も上がっておりますし、親御さんからは登校させることへの不安を語られる方も多くいます。

 

未曾有の事態ですから、何が正しいということがないので、お子さんはもちろん、ご家族、学校の先生、教育関係者の方々が色々と不安の中、模索されているかと思います。

ですので、子どもへの対応を含め、より良い形ができるよう、共に考えて行きましょう。

我々もこれまでの経験を活かし、支援させていただければと思います。

  • 困った
  • わからない
  • 不安が強い

そのような時はぜひご相談くださいね。

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