「オンラインカウンセリングって効果あるの?―センターで行っているオンラインカウンセリングの種類やメリットについて―」
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
新型コロナウイルスにより、「オンライン飲み会」という言葉や「リモートワーク」という言葉が流行りつつありますように、「オンライン〇〇」「リモート〇〇」という言葉を最近よく耳にされているのではないかと思います。
ニュースでは、オンライン結婚式や、オンライン出産立ち合いなども紹介されており、「え!そのようなものまで!?」と驚くようなものが「オンライン」によって可能になってきており、新たな未来の可能性を感じております。
さて、今回はその中でも「オンラインカウンセリング」についてお話していきたいと思います。
みなさまは「カウンセリング」と聞いた際に、どのようなイメージを持たれますか?
「会って話を聞いてもらう」「直接顔を見て相談をする」というイメージを思い浮かべた方が多いのではないかと思います。
確かに、対面のカウンセリングのイメージは顔を見て話を聞いてもらうイメージは強いと思います。実際、対面カウンセリングを行っているクリニックや施設などのほうが現在は多いです。
しかし、2000年以降、カウンセリング業界の中ではオンラインによるカウンセリングも取り入れているところが増えてきているんです。
オンラインカウンセリングってどうやってするの?
このオンラインカウンセリングですが、どのような形で行われるのかまずお話していきたいと思います。
オンラインカウンセリングは、電話と、スカイプなどのビデオを通話によるカウンセリングやメール・チャットによるカウンセリングなどがございます。
当センターでは、以前より、対面のカウンセリングと電話によるカウンセリングと、スカイプによるカウンセリングがあり、ご家族の方のニーズ等に合わせて選んでいただくことができるようになっています。
新型コロナウイルスにより、一部の支部では対面カウンセリングを中止せざるを得なくなって、オンラインカウンセリングを希望される方が急増しています。
しかし、親御さんにとって不安なこととしては、おそらくオンラインカウンセリングの効果についてだと思います。
オンラインカウンセリングって効果があんまりないんじゃないの?
確かに、表情が見えにくかったり、その場の雰囲気などが分からない分、効果が期待できないように感じられる方も少なくありません。
しかし、こういった方には「オンラインカウンセリング」は合っているかもしれません。
- 不安が高い方
- 視線を合わせることが苦手な方
- 面と向かって話すことが苦手な方
- 人と話すと過度に緊張をする方
- 赤面恐怖症の方
- 落ち着く空間でないと自分の気持ちを話しにくい方
- 閉鎖された空間に長時間いることが苦手な方
その他にも、
- 遠方にいらっしゃる方
- 外出などが難しい方
- 交通費などをなるべく抑えたい方
- 忙しくてカウンセリングに行くことができない方
- 幼いお子さんがいて、長時間家を外出することができない方
などには、オンラインカウンセリングのほうが「やりやすさ」を感じていただけることが多いと思います。
実際にオンラインカウンセリングの効果の研究はなされており、電話カウンセリングは、うつ、不安障害、摂食障害、薬物依存の治療などに有効であるということが明らかになっています。
また、対面によるカウンセリングとオンラインカウンセリングでは効果の差に大きな違いがないということが明らかになっています。
こういった研究によってもオンラインカウンセリングの効果は裏付けられているのですね。
実は、子どもにとっては「オンライン」は身近なものになっている?
現在、子どもの間ではオンラインゲームが流行っていますよね。ゲームをしながらボイスチャットという機能を使って、遠くにいる友人や知らない人たちと会話のやり取りをしながらゲームをしている子が多いです。
そういった子どもたちに、オンラインの良さについて聞いていると、
- 顔が見えない分、普段は言いにくいことも言える
- 相手の表情を読み取る必要がないからいつもより安心して話すことができる
- 会って話すよりも自分らしく話すことができる
- 気を遣いすぎることもないから疲れない
- 知らない人だからこそ本音で話ができる
など答えてくれました。
子どもの中にはオンラインのほうがより「安心」して「自分」を出すことができる子もいるようです。
実際にオンラインカウンセリングを選ばれたご家族の声
実際にセンターでもオンラインカウンセリングをされたご家族の方がこのようなことをおっしゃっていました。
- 「子どもが普段よりも生き生きとした様子でカウンセラーの先生と話していて驚いた」
- 「会って話をしてみないと伝わらないこともあると思っていたけれど、電話でも話したいことは伝わって安心しました」
- 「慣れないカウンセリングではあったけれども、今後子どもがカウンセリングに行き渋った際は電話カウンセリングに変えてもいいかもしれないと思いました」
- 「家から出られない状態が続く中で、誰かとこうしてお話ができるだけでもすっきりしました」
- 「家の中の子どもの様子をビデオ通話を通じて知っていただけるチャンスになりました」
- 「子どもは電話嫌いだったのですが、電話でのコミュニケーションをとるいい練習になりました」
などです。
カウンセリングとしての効果もそうですが、電話で話す練習になったり、家の中での子どもの「素」の状態を知ってもらえることで、次回以降のカウンセリングにもより深みが生じるというメリットもあります。
いかがでしたでしょうか。
まだまだ先が見えない状況となっており、不安を抱きながら生活をしていらっしゃる方も多いと思います。
お子さんの様子や、家の中の状況、各々が抱えている不安や不満などございましたら是非一度無料の50分電話相談にてお話していただければと思います。
少しでもみなさまが健やかにお過ごしいただけるよう祈っております。
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