不登校解決現場レポート子供の心理学

「不登校」に支配されて忘れがちな「何気ない日常」の大切さ

こんにちは。不登校支援センター名古屋支部の伊藤みゆきです。

今年の春は、なにかと落ち着かない日々が続きますね。

私たちが過ごす「何気ない日常」の大切さが身に染みます。

今回のブログでは、そんな「何気ない日常」のお話をしたいと思います。

「不登校」であるという事実に支配されてしまう

支援センターにいらっしゃるかたは、何かしら「不登校」というキーワードを持っていらっしゃいます。

ある日突然「不登校」を意識させられてしまう。 その日からすべてが今までとは違う気にもさせられてしまいますよね。

これは、大人だけではなくて、子どもたちも同じです。

 

大げさな言い方かもしれませんが、いつの間にか「不登校」に支配されてしまったような気持ちになるんです。

こうなると、親御さんも子どもたちもすべてを「不登校」に結びつけて考えてしまいます。

  • 朝起きられないのは 不登校だから
  • 勉強が嫌になるのは 不登校だから
  • 親に反抗するのは 不登校だから
  • ゲームばかりするのは 不登校だから

・・・なんだかみんなが疲れてしまいますよね。

「不登校」でも「何気ない日常」は存在する

こんなときに大切なのが「何気ない日常」を見つけることなんです。

私たちの暮らしというものは、すべてがつながっているように見えて、ひとつひとつの出来事の集合体のようなものです。

「何気ない日常」と「いつもと違うこと」のどちらもが存在しているわけですから、笑顔で過ごせる時もあれば、眉間にしわを寄せることもありますよね。

その時々でいちばん臨場感がある感情が表に出てくるといわれています。

ですから

朝になると学校に行くことの臨場感が表に出て、身体症状が出てくる

それなのに

お昼過ぎ頃はゲームを楽しむことの臨場感が表に出て、楽しそうにゲームをしている

なんていうことも。

そんなときに「不登校なのに楽しそうにゲームをしている」というよりは「ゲームをしているときは日常と変わらないで過ごすことができているな」と捉えてみることも大切です。

学校が一斉休校になったり、外出がしづらい日々が続いて、このブログの「不登校」という言葉を「休校」や「外に出られない」などの言葉に置き換えてもいいのかもしれません。

いつもと違うときこそ、「何気ない日常」に目を向けて過ごしたいものですね。

 

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