お悩み解決「一問一答」不登校解決現場レポート中学生の不登校

【心の相談窓口を開設】コロナウィルス感染拡大による影響を受けて

不登校支援センター大阪支部の佐久真です。

大阪府下では、コロナウィルス感染拡大によって様々な影響が出ています。

学校は5月頭まで休校延長が決まり、本来であればこの春から新たな生活に意欲的に向き合うはずだった子ども達の心は、今どうなっているのでしょうか。

 

休校で苦しむ子どもたちと親御さんの心のケアを

~不登校の専門家による、無料電話カウンセリング実施のご案内~

私たち、不登校支援センターでも、この春に向けてカウンセリングに通うお子さんや親御さんと様々な準備を進めてきました。

不登校支援センターとして、再度学校や社会に戻る準備をしていくにあたって、1年間のうちで
4月というのは、最も気持ちの切り替えが出来るタイミングだと考えています。

 

実際に私が担当している小中高生の中にも、

「中2の1年間は全く行けなかったから、中3になるこの4月からは少しずつ何か始めたい」

と言っていた子もいます。

 

「中1の最初からクラスに馴染めず不登校になったけど、カウンセリングに通って
2年生からは
教室でみんなと同じように通えるように、登校練習を積み重ねていたのに・・・」

と、4月から学校がないことを残念がっている子もいます。

 

中には、

「中3まであまり学校に通えなかったけど、高校からは通信・単位制高校に進学してスモールステップで学校生活に慣れていきたいと思っていた。今回の休校措置で学校のスタートが5月まで伸びたが、その間に遅れていた勉強をしたり、カウンセリングで5月以降のストレスを想定して、事前に対処できるように準備を整えていきたい」

という、この状況に合わせて前向きに捉えようと話し合っている子もいます。

 

私たちは、子どもの心のケアをする専門家の集まりです。
(非行・ゲーム依存・昼夜逆転・家庭内不和・親子喧嘩・夫婦喧嘩等のご相談に対応してきました)

「心のケア」というのは、傷ついたり、悲しんだり、辛かったり、などの
               何かが“起きた後”にだけ、するものではありません。

 

  • 学校生活がこの先どうなるのかわからず不安・・・
  • もしかしたら、5月からも上手くいかないんじゃないか・・・
  • 今、大変な状況だけど自分の状況にとってプラスに考えられるよう”視点”を変えてカウンセラーと話し合ってみよう

上記のように、事前のストレス予防としての目的でのカウンセリングや、視点や見方を変えてみて自らの気づきを促し、外的な要因に振り回されることなく、状況と自分の状態を客観的にみることで、「内的動機づけ」によって行動できるように考えていくことは、カウンセリングの中でも大変重要なことです。

 

日本国内において、最大規模で不登校支援を行っている不登校支援センターには、新型コロナウイルスによる外出自粛の中、先行きの見えない不安から、子ども、そして親御さんからも不安の声が寄せられています。

そこで、私たちも心の専門家という立場から、不登校に限らず、子どもや親御さんの心のケアや、ご家庭や子育て、外出自粛におけるあらゆるお悩みやご不安を対象として、
無料電話カウンセリング窓口を当センターに設置することにいたしました。

 

自粛の裏で、高まる心のケアの必要性

全国各地で休校延長の措置が下される中、本来新学期を迎えるはずの時期に登校する場所がなくなるという事態は、子どもやその親御さんの不安を高め、心身の負担の増加に伴い家庭内でも問題の増加や、親子関係の悪化などが予想されます。

自粛の最中にも、新型コロナウイルスに関する多くの情報に触れる機会が必然的に多くなっており、子どもたちの中には、感染の不安から、外出から戻った親御さんと話すことを過剰に避けたり、親御さんも、仕方がないとはいえ、ゲーム、動画視聴ばかりしているお子さんに苛立つなど、休校が長期化することで、様々な心の問題が次第に増えてきています。

 

今、私たちができる支援

私たちは、不登校でお困りのご家族の方々へ、長年カウンセリングによる支援をしてまいりましたが、実際の支援の中で、不登校というテーマには、子どもの自我や学習環境、そして友人、親子関係の悪化など、様々なテーマを扱うことになります。

そして、この外出自粛の中、ご家庭で表れている親子関係の悪化を少しでも解消することが、今私たちができる支援の一つであると考えました。

不登校は家から出られない、家にいるしかない子を支援するということでもあります

また、不登校支援センターのカウンセラーは、不登校という行動の性質上、普段から家から出られない、家にいるしかない子ども達を支援しています。

この外出自粛や休校措置によって、家にいるしかない子どものケアや支援をどうしたらよいのか?と苦慮されているご家庭も多いかと思いますが、不登校支援センターは普段からそういった在宅時の対応を、子どもの心のケア、生活リズムの調整、親子関係を悪化させない為の対応策、オンラインを活用した、対外コミュニケーションなどの情報は普段から集約されており、この緊急時において我々が培ってきた支援の在り方は、役立つことも多いかと考えております。

そういった情報をお困りの方に少しでもお伝えできればとという想いで、どなたでもご利用できるよう、無料で電話カウンセリング窓口を現在設置しておりますので、是非ご活用頂ければと思います。

 

無料電話カウンセリング(心の相談窓口)について

【実施期間】 4月1日~4月30日

【担当者】  (一社)不登校支援センター 各支部のカウンセラー

詳細はHP「お知らせ」にて掲載しておりますので、下記をクリックしてご覧ください。

詳しくはこちらをクリックしてください

 

 

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