子どもの自立につながる「親(大人)として子どもに見せるべき姿」って?~その2~
こんにちは。不登校支援センター名古屋支部の伊藤みゆきです。
さて、今回は前回の続きのお話です。
前回のブログでは、親(大人)として子どもにはありのままの姿を見せてあげてくださいね。というお話をしました。
今回は、そのあとのお話をしますね。
ありのままの姿を見せた後・・・ひとつだけ注意してほしいことがあるんです。
ありのままの姿、となると、完璧な大人というよりは「ちょっと惜しい」とか「ちょっと残念」
みたいな姿になったりします。(これはあくまで子供が思う大人像とのギャップということですね)
前回もお話しましたが、ここまで見せて終わり~ としてしまうと
「それでいいんだ、じゃあ自分もやらないでおこう」
と、なってしまうこともありますよね。
ありのままの姿を見せた後・・・ひとつだけ注意してほしいこと
ひとつだけ注意してほしいこと。それは・・・
その先の あとしまつ まで見せてあげてください ということなんです。
例えば
「今日会社行きたくないな~」
→ でも仕方ないから行ってくるよ。
「ご飯作るのめんどうだな~」
→ 今日は外食にしない?
とか、親御さんなりにやっている対処方法まで見せてあげて欲しいんです。
目的はふたつ
目的はふたつ・・・
ひとつ目は ありのままの姿を見せることで 大人でも嫌だな~って思ったり困ったりするものなんだ ということ
ふたつ目は 対処方法を見せてあげることで いろんな対処方法があって、こんな方法でも対処できるんだよ ということ
こういった考え方を知ってもらうことなんです。
子どもたちが持つ「大人」へのすごくハイレベルなイメージ・・・これがストレスになっている子も多いんです。
そういった子たちが、自分のお父さん、お母さんを見て、
「あ、こういうのアリなんだ」
と気づけることで、行動が起こしやすくなったりします。
私たち大人が、ハイレベルな「大人」を演じるよりも、ありのままを見せることで、子どもも大人もみんなが気持ちよく過ごせるようになるのかもしれないなぁと思います。
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