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不登校の子どもに大人から掛けて欲しい ”合言葉” とは?

皆さん、こんにちは。不登校支援センター横浜支部の庄子です。

コロナウィルスの影響が各地で報告されていますね。全国各地で自粛ムードになっており、心配な日々を過ごされていると思いますが、皆様は如何お過ごしでしょうか?

どうぞお身体ご自愛ください。

 

さて、カウンセリングの際に多く聞かれる質問の1つとして、「子どもにどうやって話し掛ければ良いのか?」です。

子どもが不登校の状態でも親御さんとしては “子どもにも幸せになってもらいたい” と思われていると思います。 その想いから様々なことをしてしまい、結果的には「掛ける言葉が無い」状態になられる方は多いと思います。その状態が続けば続くほど、子どもに対して腫物を触るかの様に対応してしまい、結果的に親御さんが参ってしまうケースは少なくありません。

今回のブログでは「不登校の子どもに大人から掛けて欲しい ”合言葉” とは?」と題してお送りしたいと思います。

親御さんが子どもの幸せの為に “やってしまう” 2つのパターン

 

親御さんの大半の方は子どもが不登校になってしまうと「早く復学して欲しい」や「社会との関係性を切って欲しくない」などと思われることで、どうしても “やってしまう” 2つのパターンがあります。

①パワーパターン

1つ目はパワーパターンです。文字通り、パワーで子どもの不登校を改善しようと思うことです。

例えば、学校に行きたくないと言って居る子どもを無理矢理引っ張って学校に連れて行ったり、学校に行かない子どもにゲームや通信の制限をすることで、結果的に子どもの居心地を悪くしてしまうやり方です。

実際に上手く行けば学校は楽しい所だと認識し、通えるようになるかもしれませんが、下手をすると親御さんに対する反発が強くなったり考えることを諦めたりしてしまうことも考えられます。

②問題解決パターン

2つ目は問題解決パターンです。「子どもが学校に行かないのは何故か?」と考え、親御さんが過度に問題を解決してしまうことです。

例えば、子どもが学校に行きたくない理由として「宿題が終わらないから」と口にしたとします。その際に親御さんが宿題の手伝いをしたり、学校の先生に便宜を図ったりして、過度に手伝ってしまうことを指します。

実際に上手く行けば学校に戻ることは出来ますが、下手をすれば思い通りにならないことがあると諦めてしまったり、自分で解決をしようとしない状態になったりしてしまいます。

上記の2つのパターンから分かることとして、入り口は「子どもの幸せを想って」起こした行動です。目的は同じですが手段が違うことが特徴です。

しかし、上記の2つとも共通しているのが「子ども自身が考えなくなる」ことです。

不登校になりやすい子どもの特徴の1つとして、「分からない」「面倒くさい」を口癖にする子どもが多くいます。この言葉の意図には「考えたくない」「考えても分からない」などが挙げられます。

今までの家庭教育の中や学校教育の中で上記のようなことが繰り返され癖になってしまうと、中々修正することが出来ません。また、子どもが不登校になってからこの様な口癖に気付き修正しようとしても大人側も「伝える癖」や「指導する癖」があるため、真意が子どもに伝わらないことがしばしばあります。

つまり、大人も子どもも言葉遣いや振る舞い方を振り返る必要があると考えられます。

不登校の子どもに大人から掛けて欲しい合言葉

子どもは周りの大人に褒められたい・認められたい為に基本的に行動します。その為に一生懸命頑張ろうとするので、とても真っすぐに物事を考える傾向にあります。

不登校になった時の感覚と今まで通えていた時の感覚の違いを認識することが難しいと言えます。大人でも気持ちが落ちている時に、仕事のパフォーマンスを落とさずにいるのは難しいですよね? 子どもも大人も、ストレスを受けることは社会で生活する以上必然なのです。

しかし、大人と子どもが同じストレスを受けたとして、大人はストレスをコントロール出来きても、子どもには出来ないことは多々あります。

その差は「経験の差」です。

また、子どもへ話すときに「お父さん(お母さん)も昔はね~」と経験をもとに話すことで「あなたも同じように乗り越えることが出来るから頑張りなさい」というような伝え方をすることが皆さんにもあると思います。

実はこの様なやり取りを「励ましている」と捉えてしまう方は多くいらっしゃいますが、不登校の子どもにとっては「成功体験」や「自慢話」と感じてしまう傾向にある為、劣等感を抱き、「自分と親は違う」と格差に感じてしまいます。

では、どの様な姿勢で子どもに接すれば良いか?

それは「子どもと同じ目線に立つ」ことです。

その上で大切なことは、

  • 子どもの今の気持ちを傾聴すること
  • 子どもの今を認めること
  • 子どもの今出来ることを一緒に探すこと

の3点です。

不登校の子どもに、大人から掛けて欲しい合言葉は

「今、あなたに出来ることをやろう(Do your best)」

です。

最後に

不登校の子どもは「自分になんて何も出来ない、だから何もやりたくない」と思う傾向にあります。その為、「今、あなたに出来ることをやろう」と合言葉を伝える以上、周りの大人も子どもと同じ目線で一緒に考え、出来ることを探す中で子どもの良い所に気きながら励ますことが望ましいです。

しかし、親御さんも不登校の子どもを持つことでストレスが沢山掛かりますし、苦しく悲しい思いをされていると思います。その中で、子どもの良い所を見れる余裕が無くなるのも当然だと思います。

私達、不登校支援センターのカウンセリングでは、親御さんの気持ちに寄り添いながら、子どもの良い所に気づく余裕を作り出せるような場となっております。

「気持ちに、余裕がないな」と感じている方がいらっしゃいましたら、是非、初回無料面談(50分)にお越し下さい。

皆様のお越しを心よりお待ちしております。

無料面談について詳しくはクリック

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