不登校専門カウンセラーが教える「言葉の裏にある子どもの気持ち」とは?
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
春休みの前倒しや休校に戸惑われているご家庭も多いことと思いますが、皆様どのようにお過ごしでしょうか?
さて、本日は最近気になっていることについてお話ししたいと思います。
自分から「私、発達障害なんです」と口にする子どもの気持ち
「私、発達障害なんです」「性同一性障害で悩んでいます」など、自分から口にする小・中学生の子どもが時々おられます。
よくよく聴いてみると、病院で診断を受けた訳ではなく、ネット情報をみて自分もそうだと思った、周囲の人がそう言っているのを聞いた、ということがけっこうあるのです。
- コミュニケーションが苦手
- 気が散りやすくて集中できない
- マイペース
私自身、どれもあてはまりそうな気がします。
誰かとうまくいかない時、失敗が続いて生きづらい気持ちの時、「どうして私はこうなの?」と自分を追い詰めてしまうことがあります。
それは、近くで見守っている親御さんも同じかもしれません。
心配のあまり「どうしてよその子みたいにできないの?」「育て方に問題があるのだろうか?」と、悩まれる方も多いと思います。
判らない、というのはとても不安なことです。
自分がみんなとちがうのか、他にもそう感じている人がいるのか、知って安心したいと思うのは、とても自然な気持ちだと思います。
情報が手に入りやすいからこそ、気を付けて頂きたいこと
最近はスマホの普及などにより、人に相談しにくいことでも気軽に情報を手に入れることができますし、うつなど精神疾患に関する報道も増えています。
自分にあてはまりそうな症状や説明を見つけ「そうだったのか」と納得することで落ち着けることもあるでしょう。
ですが・・・
- その情報は信頼できるのでしょうか?
- その症状や説明は、本当に子どもにあてはまるのでしょうか?
- 「みんなとちがうから仕方ない」と諦める理由にしていませんか?
不安が大きくて、早く答えが欲しい時ほど、目の前にある情報に頼りたくなるものです。
しかし、例えば「コミュニケーションが苦手」という特徴があてはまったとしても、その根本にある原因や程度は人それぞれです。
また子どもが自分から「発達障害かも」などと言う場合、その発言には、本人も気付いていない目的が隠れれている可能性があります。
お友達と上手く付き合えないなどのつらい状況を、自分ではどうしようもないと感じて、これ以上頑張らなくていいようにバリアをはっているのかもしれません。
その場合、「発達障害」という発言の裏にあるつらい気持ちを受容していくことが大切になってきます。
不登校の解決のためには、正しい自己理解と適切なアプローチが必要です。
一人で解決しようとせず、ぜひ一度私たちにご相談ください。
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