不登校克服に重要!身につけておきたい3つの習慣とは!?
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
みなさまは年末年始いかがお過ごしされましたか?
ゆっくりされた方もいればせわしくなく働いていた方もいらっしゃるかと思います。
インフルエンザも引き続き流行しておりますので、ご体調にはお気を付けくださいね。
さて、冬休みも明けて新学期が始まりました。
冬休み明けから学校へ行くと言っていた子どもも、
- 朝は起きることが難しく登校ができなかったり・・・
- 風邪をひき学校を休み、治ったにも関わらず学校へ行かなかったり・・・
いろいろな状況があるかもしれません。
本日は不登校克服には欠かせない3つの習慣についてお話させていただければと思います。
この3つの習慣はどのような習慣かと言いますと・・・・
① 朝起きる習慣
② 通う習慣
③ 勉強をする習慣
の3つになります。
ん?当たり前のことじゃない?と思われるかもしれません。
確かに、この3つの習慣は学校へ行っている子にとっては当たり前の習慣ですよね。しかし、一度朝起きるのが遅くなったり、学校へ通わなくなり、勉強を家でもしなくなった子どもにとっては、この3つの習慣を再び身につけるということはとてもハードルが高くなります。
まずは知っておきたい「コンフォートゾーン」という言葉
みなさんは「コンフォートゾーン」という言葉を聞いたことはございますか?
日本語だと「安全領域」とか「快適領域」と訳されます。
つまりは、わたしたちがストレスや恐れ、不安を感じることがなく安心して過ごせる環境のことを指します。
学校へ行っている子は、朝起きることや学校へ通うこと、勉強をすることが「当たり前」になっており、恐怖や不安をあまり感じていません。
しかし、学校を休み始めた子どもにとっては、家の中でゲームをすること、昼に起きること、外出しないこと、勉強をしないこと、が「当たり前」の状態になっており、学校へ行くことや勉強をすることなどに不安や恐怖を感じることが多いです。
そういった状態が続くとだんだん家での生活が「当たり前」の状態に習慣化してしまい、学校へ行っているときの「当たり前」に戻すにはかなり労力やストレスがかかるということは想像できますよね。
ではこのコンフォートゾーンを変えるためにはどうしたらいいのでしょうか?
【1】少しずつ毎日の「当たり前」を、学校での「当たり前」に移していく
学校での当たり前に移すなんて当然じゃない?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ここでのポイントは、あくまでゆっくりとその子にあったペースで少しずつ移していくというところになります。
本人が不安や恐怖を感じるような場所(学校)に急に放り出されるととても怖くてストレスフルになりますよね。
私たちも今までは好きなものを食べてもよいという状態から、明日から急に絶食してくださいと言われると不安になりませんか?
しかし、急な絶食状態は難しくとも、
まずは朝食を抜いてみましょう ⇒ 次に昼食も抜いてみましょう ⇒ 次に夕食も抜いてみましょう・・・
このように段階を踏んでいくと絶食にも慣れていきますよね。また、朝食抜けて大丈夫だったから、次は昼食もいけるかもしれない!といったような自信も出てくるかもしれません。
このように、学校へ復学するためには、少しずつその子にあったステップアップをしっかりと踏んでいく必要性がございます。
急に学校1限から最後までいく、という状態はハードルが高いので、
- まずは家の中で制服を着替えてみる
- 学校へ行くシミュレーションをしてみる 等
そういった工夫も大切になりますよね。
【2】自己肯定感を高め、自己効力感を育むということです。
自己肯定感とは、ありのままの自分自身の状態を肯定する能力です。
しかし、不登校の子どもは自己肯定感が低い傾向が多いです。
- 「どうせわたしなんて・・・」
- 「なにをしても無駄だ・・・」
- 「〇〇できないし・・・」
という言葉が口癖であったり、心の中でそのように思う傾向があります。
自己効力感とは、「自分はここまでできる」と思える自信のことを指します。
自己効力感が低いと、無力感を抱いたり、自信のなさを抱き、行動面でも消極的になります。
このような傾向の高い子どもには、先ほど1つ目でお話したように、小さい目標をつくりクリアしていってもらいます。
ここでポイントとなってくるのは、まずは自分がクリアできそうな範囲の目標を本人に設定してもらうことです。
そしてその目標をクリアした際にはともに喜び、うれしい気持ちを他者が共感し、次の目標を再び設定していきます。
目標達成 と 目標設定 を繰り返し行うことで「成功体験」が積まれます。
その「成功体験」こそが、自己肯定感と自己効力感につながっていくのです。
まとめ
以上の2つのポイント
【1】少しずつ毎日の「当たり前」を、学校での「当たり前」に移していく
【2】自己肯定感を高め、自己効力感を育むということです。
これらをしっかりと抑えていき、毎日の「当たり前」の状態を「家」から「学校」へ戻していくと学校へも登校しやすくなります。
いかがでしたでしょうか。
子どもが冬休み中について家での「当たり前」を、学校生活での「当たり前」に変えていくために、まず一度無料面談へお越しくださいね。
関連ワード: カウンセリング , コンフォートゾーン , スモールステップ , 不登校 カウンセリング , 不登校支援センター名古屋支部 , 子どもへの適切な接し方 , 安全地帯 , 成功体験 , 昼夜逆転 , 登校拒否 , 習慣 , 自己効力感 , 自己肯定感