不登校生徒への学校の対応で不安に感じた時、考えたい3つのこと
こんにちは。不登校支援センター大阪支部の佐久真です。
不登校支援をしている中でよく目や耳にしたりする、不登校への学校対応に関する不安について考えたいと思います。
学校がきちんと対応してくれないんです
不登校支援をしていると、学校が不登校の子どもに”きちんと”対応してくれないことに、不安を感じておらる方とお話したことが少なからずあります。
そこでまず考えたいのは、
学校が不登校の子どもに”きちんと対応する”とは、親御さんがしてほしいことをその通りにするわけではない
という考え方です。
不登校への対応において、形だけでも子どもが学校に行けば不登校は改善するかというと、そうではないことが多々あります。
◆不登校再発率の高さ
◆誰かに無理に行かされると、子どもの成功体験にならず、頑張りが続けられない
◆外的ストレス要因は変わらずあるため、頑張って行っても、「やはり行けない」とマイナスの方面に納得してしまう
こういったことが考えられます。
そのため、不登校を改善していく際には必ず
- 子ども自らに、学校に通う目的を明確にさせる
- それは学校環境のどの部分において身に着けられるのかを考える
- 子どもの状態や発達段階に応じ、みんなと一緒のことをさせるのではなく『自分ができることをする』
という支援を組み立てて、少しづつ成功体験を積み重ねていくことが重要だと思います。
ですので、学校にどのような対応を望むのかについて考えることも大切ですが、併せて考えたいポイントがあります。
親御さん自身が子どもを今行っている学校や他の学校に通わせるとき、
「うちの子に、何の目的でその環境を用意するのか?」
このことについて、まず落ち着いて話し合って頂きたいと考えています。
そこで大切にしたい3つの視点
-
学校という環境は、子どもにどのような力をつけてくれるのか?
-
親御さん自身が、子どもを学校に通わせる目的は何なのか?
-
ストレスは排除するばかりでなく、成長のために必要なストレスもあるということ
この3つの視点をもって、子どもの不登校にどのように対応していくのかを、まずご家庭で話し合って頂くことも、非常に大切なことだと思います。
ただ、ご家庭だけでは話し合うことが難しかしいこともあるかと思います。
- 間に誰かが入ったほうが、落ちついて話し合えるかもしれない・・・
- 専門家の情報を取り入れながら話し合いたい・・・
そんな風に感じられる方がいらっしゃいましたら、是非一度不登校支援センターのカウンセラーを交えて話し合ってみてください。
悩んでいるだけではなかなか解決には近づきません。
”悩む” ではなく ”考える” ことは、具体策を持つことにつながります。
具体策を持つには、色んな情報が必要です。
不登校支援センターのカウンセラーは、ただお話しをお聞かせいただくだけではなく、情報を持っています。
皆様が考えるために必要な ”情報” をぜひ取りにいらしてください。
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