不登校解決現場レポート中学生の不登校子供の心理学小学生の不登校幼稚園の不登校高校生の不登校

不登校を克服する上でとても重要なことは長所と短所を自分で分かっているということ

こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。

風邪が流行ってくる季節となりました。皆さまは体調を崩されておりませんでしょうか。

さて今日は、自分に自信を持つことができない子どもの親御さん方にぜひ読んでほしい、長所短所についてのお話をしていきたいと思います。

皆さまはご自身の長所・短所について聞かれたときにすぐに答えることはできますか?

私は、カウンセリングでもよく長所と短所の話を子どもにします。

なぜなら、長所と短所を自分で分かっているということは、不登校を克服する上でとても重要 だからです。

  • 自分自身をどれだけ知っているのかという目安
  • マイナス面にとらわれていないかどうか
  • 自分に対して自信はどのくらいあるのか
  • 偏った考え方になっていないか

・・・などを知ることもできます。

センターへくる子どもたちに聞くと、「えー長所なんてないよ。自分には短所しかない」という子がほとんどです。

ここで少し余談にはなるのですが、カウンセリング内でもよくお話する私の長所と短所についてお話させていただきます。

私自身の長所は『負けず嫌いな性格』短所は『真面目な性格』だと思っています。

この話を子どもたちにすると、たいていの子どもは、「え?逆じゃない?長所が真面目で、短所が負けず嫌いでしょ?」と返してくれます。

確かに、一般的に言うと、『真面目な性格』というのは勤勉で、きちんとしていてという印象を受け、長所に感じられる方も多いかもしれません。一方、短所であげた『負けず嫌いな性格』は、あきらめが悪く、負けると感情的になったり・・・とあまりよい印象ではないかもしれませんね。

けれども私は、『負けず嫌いな性格』のおかげで、何度も何度もくじけそうになってもここまで頑張って来れたと感じているので、自分自身の『負けず嫌いな性格』を誇りに思っています。

一方で、真面目な性格によって、「~しなければならない」という思いが強く、考え込みすぎたり、自分の考え方によって自分自身の首を絞めることが非常に多いです。なので私は『真面目な性格』というところでストレスを抱えやすいため、短所だと感じています。

このように見方を変えるだけで、自分自身の捉え方も大きく変わります

先ほどのお話に戻りまして、カウンセリングの中で子どもたちが「自分自身のここが短所だ!」とあげるのは

  • 考え込みすぎてしまうこと
  • 相手の顔色を窺いすぎてしまうこと
  • 周囲に気を遣いすぎてしまうこと
  • 臨機応変に対応することが苦手

などです。

皆さまはこの短所を聞いてどのように感じますか?

「あ~それは確かに短所かもね」「しんどいよね」と感じる方もいれば、

「え、いいところじゃない?」「私に分けてほしいくらいだわ」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

私は、上記の短所を子どもたちが話してくれた時は、

【考え込みすぎてしまう=慎重な性格】

【相手の顔色を窺いすぎてしまう=場の空気を読むことが得意】

【周囲に気を遣いすぎてしまう=相手にやさしく、相手のことを深く考えられる】

【臨機応変に対応することが苦手=あらかじめ決められたことはきちんとこなす、計画的に動ける】

・・・と感じています。

このように、短所と思っていることも見方を変えれば長所と捉えられますよね。

カウンセリング内でも、子どもとの会話を通してこうした違う見方を伝え返します。

すると、子どもは「あーたしかに!」と気づいていきます。今はカウンセリング内で意識的にしかできない子たちも、だんだん日常の中で自分で自分の見方を変えることができていきます。

大切なのは自分の捉え方を変えること!です

自分の捉え方を変えることができるようになると、どうなるかと言いますと・・・

考え方もマイナス思考ではなく、プラス思考へと変化していくのです。

自信をつけるという言葉ととても難しい言葉ですが、このように人とのやり取りによって自然と、自信が膨らんでいきます。

捉え方が変わるだけで心も楽になり、毎日を過ごしやすくなります。

カウンセリングではそういった捉え方の変化をお手伝いさせていただきます。

初回無料面談(50分)もございますので、必要だと感じられた際はぜひ不登校支援センターへご相談にお越しくださいね。

無料面談について詳しくはクリック

関連ワード: , , , , , , , , , , , , , , , , ,