心のエネルギーってなに?~今日から出来る心のエネルギーの蓄え方~
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
気温差が激しい季節となりました。インフルエンザも流行り出しているとニュースで見て、予防をしっかりしていかなければと思った今日この頃です。
ちなみに私は、中学1年生からインフルエンザはかかったことがございません!・・・が油断大敵です!
みなさまも、体調にはお気をつけくださいね。
今回は、「心のエネルギー」についてお話していきたいと思います。
不登校支援センターにカウンセリングにいらっしゃる親御さんの中には、他の機関を利用されたことのある方も勿論いらっしゃいます。
そして、「他機関からどのようにお子さんの状況について言われていますか?」とお聞きすると、
「心のエネルギーが足りていないのでしばらく様子を見ましょうと言われました」
とよく仰られます。
そして続けておっしゃるのが、「でも心のエネルギーって何なのでしょうか?エネルギーが溜まっているかどうかってどうやってわかるんでしょうか?」ということです。
みなさまも
- 心のエネルギーってなんだろう?
- なにが溜まってきた状態を指すの?
- 心のエネルギーが回復するまで何もしないで見ておけばよいの?
などの疑問を感じますよね。
そもそも心のエネルギーが不足している状態って?
不登校の子どもは、自分自身が学校へ行けていないという状態に対して、罪悪感や葛藤を抱き、苦しむという心理的状態にあることが多いです。
そういった心理状態の中では、不安感が増幅し、自己否定を繰り返し、次第には心が疲弊していきます。
- だんだん表情が暗くなり・・・
- 行動を意欲的に、自発的に起こせなくなり・・・
- 無気力な状態が続く・・・
この状態が「心のエネルギーが不足している状態」になります。
たとえば、お風呂に入ろうとしない、髪の毛もバサバサのまま一日家にいることが多い、服装もずっと同じ、など、身なりに気を遣わなくなることなども、心のエネルギーが不足している1つのサインになります。
なぜ心のエネルギーがなくなるのか
心のエネルギーがなくなりやすい子どもの特徴についてお話します。
- 行動すべてに自信がなく常にびくびくしている
- 一生懸命頑張りすぎてしまう
- 他人に気を遣いすぎてしまう
- 先の不安を考えすぎてしまう
- ネガティブなイメージをすることが多い
- 目標を高く設定しすぎてしまう
- 我慢をしすぎてしまう
- 周りに合わせすぎてしまう
- 責任感が強すぎる
などです。
子どもに当てはまる項目はありましたか?
誰しも1つ、2つは当てはまるのではないかと思います。私も当てはまる項目いくつかございます。
ただ、我々は、心のエネルギーが不足してきたなぁと感じると、無意識にエネルギーをチャージするための行動を起こします。そしてエネルギーを補充したことによって、次に備えるということが自然とできています。
しかし不登校の子どもはそのエネルギーが不足しても、チャージする機会がほとんどなかったり、チャージをする方法がわからないということが多いのです。
心のエネルギーをチャージするためにはどのような働きかけをすればよいの?
よく、他機関が「様子を見ましょう」とお話されますが、「様子を見る」だけでは、どんどんエネルギーが流出していきますよね。
なのでそうではなく、ご家庭の中でもできること、をお伝えしていきたいと思います。
たとえば・・・
- 子どもの好きなものの話をする
- 趣味を肯定する
- 外出先で「楽しい」「うれしい」といった成功体験を増やす
- 今出来ていることをお子さんと共有する
- 小さな目標を子どもと一緒につくる
- ネガティブな気持ちを否定しない
- 子どもの行動の変化をキャッチする
などです。いかがでしょうか。
もちろん子どもの状態によってどういったアプローチが有効かは異なってきますが、まずは今日から実践できるものもありますよね。
是非一度試してみてください。
それでもやはり子どもの今の状況がわからない、変化が見えない、対応がわからない、という親御さんは無料の初回面談もございますので、一度ご相談にお越しください。
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