子どもの言葉が信じられない時の対処法として大切な視点について
こんにちは。不登校支援センター大阪支部の桒原航大(くわばらこうだい)です。
新学期が始まり、1ヶ月ほどが経ちました。
子どもの様子はいかがでしょうか。
「子どもの言うことがあまり信じられなくなっているんです。」
面談の中では、こうしたお声をお聞きすることもあります。
あるご家庭では、親御さんが子どものことを思い、将来のことなど一生懸命お話されたそうです。その中で子どもも「わかった。明日から頑張る」と応えたとのこと。しかし、次の日になると、子どもはなかなか布団から起き上がろうとしない・・・という状況が続きました。
親御さんからすると、子どもの言葉を何回も信じて、その度に裏切られた思いを感じ、次第に信じることができなくなっていったそうです。
そして、子ども自身が学校のことについて前向きなことを話しても、親御さんは「どうせまたやらないんだろう」と思ってしまい、そう思ってしまう自分にも嫌になってしまうとのことでした。
言葉と気持ちはいつも同じではない?
私たち大人もそうだと思いますが、子どもも同じで、話す言葉と心の中の気持ちはいつも同じではありません。
- 大丈夫じゃないのに、「大丈夫」と言ったり・・・
- どうでもよくはないのに、「どうでもいい!」と言ったり・・・
皆さんもこうした経験をされたことはあるのではないかと思います。
では、私たちはそうしたとき、なぜ本心とは違うことを言ってしまうのでしょう。
「相手に心配させないように」
「ついイラっとしてしまって」
「向き合うことも苦しくて」
きっと、このほかにもいろいろな思いがありますよね。子どもも同じかもしれません。
子どもの言葉の奥にはどんな気持ちがありそうですか?
子どもが話す言葉と行動が一致しないときには、何か言葉とは違う気持ちが奥にあるのかもしれません。
言葉と行動が一致しないときは、「約束したじゃない!」と注意をする前に、
「そう言わざるを得なかった理由ってなんだろう?」
と思いを巡らしてみるのも大切になります。
親御さんと子どもはもっとも近い距離感にいるからこそ、なんでも本心を話せることもあれば、反対に話しにくいことも時にはあるのかもしれません。
親御さんだけで煮詰まってしまったときには、一緒に考えていけたらと思いますのでいつでもご相談くださいね。
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